2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

読書『逃げ出す勇気』Ⅱ

とても含蓄のある言葉だと思う。 ~「3割程度の完成度でもいいので、5倍の速度でやる」~ 逃げ出せずがんじからめになっている人は要は完璧主義なのだ。だが教員の仕事も多くは過剰サービスなのではないか。自作プリント、自作教具、そして自作の学級通信。…

読書『逃げ出す勇気』(ゆうきゆう)

逃げ出す勇気 自分で自分を傷つけてしまう前に (角川新書) 2018/4/7ゆうきゆう (著) 著者は精神科医、マンガ家。手塚治虫のようだな。 ~一度逃げるのはよいのですが、その際に①そこから何を学んだか②次はどうしようか、の2つを必ず考えるくせをつけましょ…

読書『ストレスと適応障害』Ⅷ

この本も今回を最後にしたい。 ~人生の問題に人が迷うのは、どういう解決にたどり着こうとしているのかが見えてこないためである。ゴールがはっきりしていないのに試行錯誤を繰り返したところで余計に迷う。問題を解決する最も近い道は、ゴールを明確にする…

映画『ミッドナイトスワン』

ミッドナイトスワン (2020)監督 内田英治 「この映画、まだやっているのか」と思っていたところ、日本アカデミー賞で本作品が数々の賞を総なめしたというニュース。私は彼の女装なんて観たくないな、と鑑賞を避けていたのだが、がぜん興味が高まった。地元で…

読書『ストレスと適応障害』Ⅶ

新年度が近づくにつれ、来年度の姿がおぼろげに見えてくる。見ようとしなくても、もれ伝わる。私は予想以上に高い壁を登らねばならないようだ。適応できるのだろうか、という不安がある。 ~完璧主義に陥らない。50点ぐらいで満足するように心がけることであ…

映画『アウトポスト』

アウトポスト (2020)THE OUTPOST 監督 ロッド・ルーリー 本当は大都市に乗り込んで映画をまとめ観しようと思っていたのだが、仕事を片付け忘れて、午前中の前半、職場で過ごす羽目になった。その後、コメダモーニングをすまし、隣市の複合型シネマに向かう。…

読書『ストレスと適応障害』Ⅵ

安全基地とかコーピングとかの言葉が出て来たけど、ここでは「自分が最善と信じること」を取り上げる。 ~ストレスや逆境に強いプライドの持ち方は、自分が最善と信じる行動を取ることにプライドを持つということだ。自分が最善と信じる行動を取ることは、自…

読書『ストレスと適応障害』Ⅴ

適応障害は、不適応が過度になることだと言える。 ~不適応の要因として受け止め方や思い込みの要素が小さくない。 「自己否定」結果的に行動が委縮し、実際に否定的な結果しか生み出せず自己否定を裏付けてしまう。 「完璧主義」それが生存にとって不利なも…

映画『KCIA 南山の部長たち』

KCIA 南山の部長たち (2020) THE MAN STANDING NEXT 監督 ウ・ミンホ 朝から雨で絶好の映画日和、隣市のミニシアターで観賞。この手の映画に『1987、ある闘いの真実』がある。それほどのインパクトはなかったな。 重い、暗い映画だ。主演のイビョンホンはお…

読書『ストレスと適応障害』Ⅳ

ストレスとは困難である。困難にぶち当たったときの心の持ち方を示している。 ~「これほどの試練を受けるのには、何か意味があるはずだよね。あたかも何かが僕を待っている。何かが僕に期待している。何かが僕を求めている。僕は何かのために運命づけられて…

グランパス『3-0 ホーム横浜FC戦』

J1 第5節 3/17(水)19:00 豊田スタジアム 平日開催だが、格安でチケットが手に入ったので参戦を決めた。15時45分に職場を離れ、帰宅後、マイカーで豊田へ向かう。途中某食堂で早めの夕食。メニューはもちろんカツ丼。私はカツ丼なら、だし汁と卵とをいっし…

読書『ストレスと適応障害』Ⅲ

アドラーについての記述が出てきた。 ~適応とは、自我が快楽原則と現実原則の折り合いをつける作業である。アドラーにおける適応とは、個人が優越しようとする欲求と、社会にその人に相応しい所属の場を見つけ出すという課題の間でうまく妥協することなので…

読書『ストレスと適応障害』Ⅱ

ストレスを乗り越えるためのヒントが書かれている。 ~ストレスと闘い、うまく乗り越える上で重要な原理がある。ストレスは自分でコントロールできると小さくなる。不安や緊張を問題視するのではなくコントロールする方法を考えることが重要な観点である。~…

映画『けったいな町医者』

けったいな町医者 (2020)監督 毛利安孝 『痛くない死に方』鑑賞後、菓子パンを食べて観賞。なんとこの映画は、『痛くない死に方』の著者、在宅医の長尾和宏氏のドキュメンタリーなのだ。連続して観られるのは、おそらくミニシアターの計らいなのだろう。 長…

映画『痛くない死に方』

痛くない死に方 (2020)監督 高橋伴明 3が付く日なので絶好のミニシアター日和である。目当ては驚異の高評価をたたき出している本作品である。 前半と後半でイメージが全然違う作品だ。前半はとにかく観ているのがつらい。「自分もいつかこのときを迎えるのだ…

読書『ストレスと適応障害』(岡田尊司)

ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術 (幻冬舎新書) – 2013/5/30岡田 尊司 (著) 私は一昨年の10月から休職に入った。適応障害と診断された。 ~居場所がなくて、あるいはプライドを傷つけられ、心が折れかかった状態だと言えるが、適応障害の段階…

読書『 老いを照らす』Ⅶ

最後は教育に関する記述を紹介したい。 ~いじめ問題の背景には偏差値至上主義が生み落としたゆがんだ競争主義があります。~ 児童生徒は常に競争させられている。どのくらい優秀か。どんな序列か。そして優秀な人材が企業に買い取られる。企業で活躍する一…

読書『 老いを照らす』Ⅵ

仏教でよく聞く「慈悲」が出てきた。 ~「己を忘れて他を利する」自分の利益を忘れて、誰か他人の幸せのためにつくしなさい。それこそが本当の慈悲、つまり愛なのですよと教えて下さっているのです。~ 他人の幸せのために尽くすことが慈悲、愛なのだ。 ~人…

映画『野球少女』

野球少女 (2019) BASEBALL GIRL 監督 チェ・ユンテ 朝から平日鑑賞を狙っていたのだ。けっこう大きな仕事をやり終えて15分間の割り振りをとって帰宅。隣市の複合型劇場に向かった。施設内のカフェは半券をもっていくと特典がある。そこで菓子パンを食べてか…

読書『 老いを照らす』Ⅴ

この本の中で、一番心に残ったところかもしれない。 ~自分は自分が選んで今の姿になれたわけではない。つまり自分のものではない。自分さえ自分のものではないのに、どうして自分の配偶者、子供、財産が自分のものだろうか。自分のものではないのだから、思…

読書『 老いを照らす』Ⅳ

智慧について。 ~仏教の究極の目的は智慧を身につけることです。~ ~智慧の第一は命の尊さの認識です。天にも地にも自分はただ一人。つまり人間の命というものはこの世に一つしかない。だから尊く大切にしなければならないのだ。人の命は一つ一つが尊く、…

グランパス『1-0 ホーム札幌戦』

J1 第2節 3/6(土)16:00 豊田スタジアム ついにJリーグ、ホーム開幕戦である。私はシーチケメンバーズで先行予約でチケットをゲットしておいた。この日はある用事で超多忙で現地到着はギリギリ。席についてホッとしたら、スタメン発表となった。 先週の福…

映画『Away』

Away (2019) AWAY 監督 ギンツ・ジルバロディス 隣市のミニシアターで観賞。けっこう期待して劇場に臨みました。「ラトビアのクリエイターが製作・監督・編集など全てを一人で担い、およそ3年半の歳月をかけて完成させた長編アニメーション」とあった。ラト…

読書『 老いを照らす』Ⅲ

著者が出家した理由が書かれている。 ~一つの不満がありました。大きな思想とか哲学が欠けている。私は当時ここから先に進むにはどうしても自分を支えてくれる大きな枠組み、背骨のようなものが必要だと思ったのです。その答えが出家だったのです。~ 思想…

読書『 老いを照らす』Ⅱ

老いを迎える心構えのようなことが書いてある。 ~常に自分を高めることを忘れない。今すぐにでも好きなこと、新しいことに取り組んでください。必ず自分でも思いがけなかった新しい境地が開けると思います。~ 自分を高めようという気持ちはないな。だが最…

読書『 老いを照らす』(瀬戸内寂聴)

老いを照らす (朝日新書 89) – 2008/1/11 瀬戸内 寂聴 (著) 著者は1922年生まれの小説家。発刊時点で86歳。今では99歳⁉「老い」について十分書く資格がある。 ~死なない秘訣は、死んでもいいと思いなさいということ。その代わり、今日したいことは今日しな…

読書『すべての疲労は脳が原因』Ⅴ

その他、疲労に打ち勝つ様々なことを。 ~森林の様々な要素が副交感神経を優位にすることがわかってきています。「ゆらぎ」は森林のヒーリング効果をもたらして脳疲労を軽減することが解明されています。森はもっとも「ゆらぎ」に満ちた空間環境なのです。~…

読書『すべての疲労は脳が原因』Ⅳ

今日の朝、私は6時に起床した。今まで、6時を過ぎてもいいやって自分を許していたところがあったのだ。でも7時間は睡眠をとっている。このブログを書いていることで、自分の生活を見直すことができたのだ。明日も6時に起きるぞ。 次は栄養とか食事とか。…

読書『すべての疲労は脳が原因』Ⅲ

今回は睡眠について。 ~避けたいのは仕事の多忙さによる慢性的な睡眠不足です。日中の活動は多忙で緊張する時間が長いほど自律神経が疲弊し、また活性酸素が多量に出て脳疲労が蓄積します。その日の活動による疲労は当日の睡眠で少しでも解消し、蓄積しない…

映画『ノンストップ』

ノンストップ (2020)OKAY MADAM 監督 イ・チョルハ ドトールで休憩した後に観賞。「~砲」で有名な週刊誌の記事ではあまりよい評価ではなかったが、それでも韓国映画。今や飛ぶ鳥を落とす勢いである。退屈はしないだろうと思って鑑賞を決めた。 結果、予想を…