2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

読書『 自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』Ⅱ

思い当たる節が大いにあるなあと思う。今から約2年前。 ~自分でも苦しみの異常さには気が付く。しかし、それをムリのせいだとは思えないことが多い。これも思考が固定化しているせいだ。それどころか、「単に自分の能力や努力が足りないだけ。だからもっと…

読書『 自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』(下園壮太)

自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術 (朝日新書) – 2013/2/13下園壮太 (著) 米国で、戦争からの帰還兵がメンタルをやられ生活に支障をきたすというのはよく聞く話だ。自衛隊だってそうなのだろう。どんなに強靭な体に鍛えても、メンタルというの…

読書『 おかげさまで生きる 』Ⅵ

今回を最後にしたい。 ~今を楽しむ。今、人生が楽しければ、その人の意識は過去と比べて格段に上がっているはずです。今を楽しめていないと昔はよかったといつまでも後戻りしかできません。同時に、今を楽しめれば、過去を変えることができます。~ 昔はよ…

読書『 おかげさまで生きる 』Ⅴ

まだまだ心に留まる言葉がある。 ~世の中にあるすべての評価は所詮、誰かの思い込みです。評価とはその程度の存在です。うわさ話やあることないことに振り回されることほど、ばからしいものはないのです。~ この言葉にとても勇気づけられる。評価ばかりを…

読書『 おかげさまで生きる 』Ⅳ

誇り、自尊心という言葉が目に留まる。 誇りとは、誇ること。名誉に感じること。自尊心とは、自分の人格を大切にする気持ち。また、自分の思想や言動などに自信をもち、他からの干渉を排除する態度。プライド。 ~誇りというのは持つとか持たないという類の…

映画『461個のおべんとう』

461個のおべんとう (2020) 監督 兼重淳 市内の映画館の優待チケットの有効期限が今月末なのにまだ2枚余っている。しかし、今はアニメ作品ばかりやっていて、どうも使う気になれなかった。期限も迫っているので、本作品を半ば仕方なく観ることにした。評価は…

グランパス『3-1 ホーム湘南戦』

J1 第28節 キックオフ:11/21(土)17:00試合会場:豊田スタジアム 隣市のミニシアターで映画を観て、その後、試合会場に直行。キックオフに間に合わず、自分の座席を探していたら、突然の大歓声。なんとマテウスのスーパーゴールだった。見逃して残念。 し…

映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』

なぜ君は総理大臣になれないのか (2020) 監督 大島新 某映画サイトで驚異の高得点。先日『はりぼて』という作品を観たが、同じ政治家ドキュメンタリーだが内容は真逆だった。 主人公は小川淳也、若手国会議員である。この人を私がまったく知らなかったのは、…

読書『 おかげさまで生きる 』Ⅲ

心に留まる言葉をあげていこう。 ~人生はギブアンドテイクではありません。ギブアンドギブです。見返りを期待せずに惜しみなく与えるといつしか全く別のところから自分のもとへギフトが届きます。ギフトを期待して与えるわけではありません。与えたら忘れて…

読書『 おかげさまで生きる 』Ⅱ

気になった記述をピックアップしよう。 ~「無理する」ということこそ、私たちを苦しめている大きな要因です。無理という言葉の意味は「道理に反すること」、つまり筋道が通らないということです。無理せず、等身大で生活すればいいだけなのに、周囲の評価や…

読書『 おかげさまで生きる 』(矢作直樹)

おかげさまで生きる – 2014/6/26 矢作 直樹 (著) 救急医療の第一線で命と向き合ってきた教授らしい。 ~私たちを生かしてくれる大いなる存在、大いなる意思のおかげによって、私たちは今日も朝日を浴び、ご飯を食べ、帰って寝る家があり、皆と語らえるのだと…

グランパス『1-0 ホームFC東京戦』

J1 第27節 キックオフ 11/15(日)19:00 試合会場:豊田スタジアム 日曜日の夜7時からなんて、と半ば愚痴のような気分になりながら、スタジアムに向かった。きっと、BS放送の中継枠などの大人の事情があるんだろうな。昨年度までとは考えられないくらい、キ…

読書『君の働き方に未来はあるか? 労働法の限界と、これからの雇用社会』Ⅴ

次は休暇について。 ~日本は法律上はもっと多くの年次有給休暇を取得できるはずなのですが、労働者の方で法律で認められている休暇を完全に取得しようとしないのです。~ 私は昨年度、40日あるうちのほぼ半分を取得した。上限20日は次年度持ち越しなので、…

読書『君の働き方に未来はあるか? 労働法の限界と、これからの雇用社会』Ⅳ

労働契約の違いから、生産性の違いへ。 ~個々の労働者の時間単位の生産性で見ると、イタリアの労働者の方が日本の労働者より優秀なのです。~ ~イタリア人はダラダラ働くのではなく、集中して効率的に働いて生産性を上げている。非常にメリハリをつけてき…

読書『君の働き方に未来はあるか? 労働法の限界と、これからの雇用社会』Ⅲ

労働契約というものがある。私は、これについて明るくない。 ~イタリア人に言わせれば、自分たちは労働契約上、やらねばならぬことはやっているのであり、別にそれ以外のことをしなくても文句を言われる筋合いはないということでしょう。~ 自分はいったい…

読書『君の働き方に未来はあるか? 労働法の限界と、これからの雇用社会』Ⅱ

雇用の最大のメリットは、労働法の保護があることなのだ。 ~労働基準法は、法律違反をしている企業を従業員が告発することを権利として保障しています。告発者に対する企業からの報復も禁止しています。~ ~労働者のほうが、自分にどのような権利が保障さ…

映画『君がいる、いた、そんな時。』

君がいる、いた、そんな時。 (2019) 監督 迫田公介 プレッシャーのかかる大きな行事が終わり、開放的気分の一日。休みをとるならこの日しかない、というわけで1時間早く職場を去り、隣市のミニシアターに向かう。正規料金を払い、公開最終日の本作品を観る。…

読書『君の働き方に未来はあるか? 労働法の限界と、これからの雇用社会』(大内伸哉)

君の働き方に未来はあるか? 労働法の限界と、これからの雇用社会 (光文社新書) – 2014/1/17 さすがに組合をやっているだけあって、労働とか働き方の本をよく読んできたな。 ~雇傭には自己責任の要素がありません。雇傭では指揮命令に従うという「従属」状況…

読書『 資本主義の終焉と歴史の危機』Ⅷ

現在読んでいる本『日本のエリート』(橘木敏詔著)にも、「成長戦略は必要であるが負の成長率をゼロ成長率(すなわち定常経済)にするので充分であり、現政権のいう成長率2~3%は悪い副次効果を生む」とあった。政府の言うがままに、豊かさを追い求めて…

読書『 資本主義の終焉と歴史の危機』Ⅶ

資本主義の次なるシステムは筆者にも見えていない。だが…。 ~資本主義にできる限りブレーキを掛けて延命させることで、ポスト近代に備える準備を整える時間を確保することができる。~ 筆者は「定常状態」について述べている。 ~「定常状態」とはゼロ成長…

読書『 資本主義の終焉と歴史の危機』Ⅵ

では、ソフトランディングではどうなるのか。 ~グローバル資本主義の暴走にブレーキを掛けるとしたら、それは世界国家のようなものを想定せざるを得ません。~ ~EUは国家の規模を大きくしてグローバル資本主義に対抗しようとしましたが、欧州危機で振り回…

読書『 資本主義の終焉と歴史の危機』Ⅴ

資本主義の行方はどうなるのか。 ~資本の自己増殖と利潤の極大化を求めるために「周辺」を必要とする資本主義は、暴走するか否か、停滞が長期か短期かに関わらず、いずれ必ず終焉を迎えます。その理由はすでに説明したように、現代はもう「周辺」が残されて…

読書『 資本主義の終焉と歴史の危機』Ⅳ

グローバル資本主義の闇が露呈されている。 ~グローバル資本主義とは国家の内側にある社会の均質性を消滅させ、国家の内側に「中心/周辺」を生み出していくシステムだと言えます。~ ~そもそも資本主義自体、少数の人間が利益を独占するシステムでした。…

読書『 資本主義の終焉と歴史の危機』Ⅲ

資本主義と雇用問題について書かれている。 ~資本主義の最終局面では、経済成長と賃金との分離は必然的現象なのです。このままグローバル資本主義を維持しようとすれば「雇用なき経済成長」という悪夢が続くということ。~ ~21世紀の日本では景気回復は株…

読書『 資本主義の終焉と歴史の危機』Ⅱ

資本主義の本質がわかる文面だ。 ~資本主義は「周辺」の存在が不可欠なのですから途上国が成長し、新興国に転じれば新たな「周辺」を作る必要があります。それがアメリカで言えばサブプライム層であり、日本で言えば非正規社員であり、EUで言えばギリシャや…

映画『罪の声』

罪の声 (2020) 監督 土井裕泰 市内の映画館で観賞。グリコ森永事件の1984年、私はまだ大学生だった。遊びほうけていた頃で、そんなに関心が高いというほどでもなかった。子どもの声が使われていたことも知ってはいたが、それが本作のモチーフになるとは。 実…

映画『薬の神じゃない!』

薬の神じゃない! (2018)我不是薬神/DYING TO SURVIVE 監督 ウェン・ムーイエ 隣市のシネコンで観賞。予告編を見たのだが、質の低いコメディーかドタバタかと思い、興味が持てなかった。だが、某サイトで意外に高評価だと知り、「これは観ねば」と思い立つ。…

読書『 資本主義の終焉と歴史の危機』(水野和夫)

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書) – 2014/3/14 水野 和夫 (著) 経済って一番苦手だな。でも分からないなりにも読むことができた。 資本主義とは、「働いたらその労働力に応じて報酬が得られるという制度であり、自由に経済活動を行える社会」とあっ…

映画『オン・ザ・ロック』

オン・ザ・ロック (2020)ON THE ROCKS 監督 ソフィア・コッポラ 隣市のミニシアターは3が付く日は1000円で観賞できる。それを看過する手はない。 「オンザロック」をヤフってみたら、「氷を入れたグラスにウイスキーを注ぐ飲み方」とあった。題名に対した意…

読書『 仕事で成長したい5%の日本人へ』Ⅷ

パッションに関する記述が一番多いなあ。 ~パッションを最初から持っている人が一番強いのです。パッションというのは理屈で決めるものではありません。どこか本能的な部分で好奇心をかきたて、ワクワクさせるようなものです。自分がわくわくするようなこと…