読書『ストレスと適応障害』(岡田尊司)

ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術 (幻冬舎新書)  – 2013/5/30
岡田 尊司 (著)

私は一昨年の10月から休職に入った。適応障害と診断された。

~居場所がなくて、あるいはプライドを傷つけられ、心が折れかかった状態だと言えるが、適応障害の段階ではまだ復元力があり、不適応を起こしている環境から離れたり、ストレスが減ると速やかに回復する。~

あの時、居場所はなかったな。プライドを傷つけられることもあった。心が折れて、休職した。休職することにより、職場という環境から離れることができた。休職したことは思い切った決断だったが、無事に回復することができた。休職しなければ回復はなかった。

~早い段階で適切な手を打つことが大事なのである。適応障害こそ「心のカゼ」と呼ぶにふさわしく、うまく対処すれば、すんなり治ってしまうが、こじらせると厄介なことになる。~

対処法としてはベストだったのだ。もちろん周囲には多大な迷惑をかけただろうな。でもそのことで自分を責めることはしないようにしている。だれでもあることなのだと思っている。

~症状も最も多いのは気分が塞ぐ(抑うつ気分)、イライラや不安が強い、集中力や根気がない、しなければいけないことに手が付かないといったものでうつ状態によくみられる症状である。人によっては攻撃的な行動や言動が増えたり、人や物に当たる場合や退行現象が現れることもある。~

ちょうど休職した頃、映画を観ていた時にとなりの客の物音が気になって注意したことがある。あのとき、やはり攻撃的だったのだなと思い返している。