2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『マイ・ブロークン・マリコ(2022)』

マイ・ブロークン・マリコ(2022)監督 タナダユキ 今日はどちらかというとこっちがメインだな。前作を鑑賞した後、座席で昨日買った菓子パンを食べて鑑賞に臨んだ。 ヒロインが、自殺した親友の遺骨を持って旅に出るという物語である。序盤から自殺のニュー…

映画『彼女のいない部屋(2021)』

彼女のいない部屋(2021)SERRE MOI FORT/HOLD ME TIGHT 監督 マチュー・アマルリック 早朝に座禅に行ったのだが、その後のお茶の席で「予想以上に良かったこと」が話題になった。先日の『ザリガニ~』もそうだが、本作もそういう作品であった。隣市のミニシ…

読書7-6『子どもに勉強を教えるな』(横峯吉文)

子どもに勉強を教えるな 「ヨコミネ式」自学自習の10か条 (宝島社新書) 2010/4/10横峯 吉文 (著) 「塾に行かなくても、高い教材を買わなくてもOK。天才児が続出する常識破りの教育法。」とあった。「ヨコミネ式天才教育」というものがあるらしい。でも天才っ…

読書7-5『心の病 回復への道』Ⅳ

最後に、学校現場について書かれていた。 ~小中校の教員は職場のメンタルヘルス上、きわめてハイリスクな集団として注目されています。業務の負担が質量ともに多いこと、しかも上から、下から、生徒や家族から、さまざまに責任をつめよられます。しかも児童…

映画『犯罪都市 THE ROUNDUP(2022)』

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022)THE ROUNDUP 監督 イ・サンヨン ずっとずっと観たかった本作。なかなか時間が合わず上映終了週を迎えていた。ようやく鑑賞のタイミング。『チケパラ』の後、スーパーの休憩所で自販機のカップコーヒーを飲んだ後、再び劇場へ。…

映画『チケット・トゥ・パラダイス(2022)』

チケット・トゥ・パラダイス(2022)TICKET TO PARADISE 監督 オル・パーカー 祝日前日の勤務日。必見の『犯罪都市』が今週末で上映終了。それを狙っていたのだが、その前に本作がグッドタイミングで上映される。勤務日にダブルヘッダーできるとは、まったく…

読書7-5『心の病 回復への道』Ⅲ

前回、酒で解決するような話題を書いたが続きがあった。 ~精神科治療を開始したアルコール症の患者全体では、回復率は3割程度で、5~10年後までに3割が死亡するという厳しい疾患です。いまのところ日本は酒の自動販売機を設置し、テレビ等マスコミで酒の宣…

読書7-5『心の病 回復への道』Ⅱ

適応障害や人格障害を肯定しているようだ。 ~生体は環境が変わってもホメオスタシス(恒常性)を維持するためにホルモン分泌や自律神経系を介して適応しようとするのですが、その反応を症状や疾患と名付けられる現象であると位置づけたのです。~ ~適応の…

映画『ミセス・ハリス、パリへ行く(2022)』

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022)MRS. HARRIS GOES TO PARIS 監督 アンソニー・ファビアン 前作終了と同時に、本作が始まる。ロビーに出てカップコーヒーをこれまたカード払いで購入し、2つ目の菓子パンを急いで食べて鑑賞。今日のメインはこの映画だ。「…

映画『ザリガニの鳴くところ(2022)』

ザリガニの鳴くところ(2022)WHERE THE CRAWDADS SING 監督 オリヴィア・ニューマン 朝から市場の買い出し、シーズンチケットの購入と大事な用事を片付け、隣市のショッピングモール付設シネマへ自転車で向かった。財布にお金がないので、チケットも、菓子…

読書7-5『心の病 回復への道』(野中猛)

心の病 回復への道 (岩波新書) – 2012/6/21 野中 猛 (著) 私も4年前に精神疾患にかかった。 ~国民の4人に一人は精神疾患にかかったことがあるのですが、その3分の2は受診をしていない。~ まさか自分も精神疾患にかかるとはね。だが、私は受診することに躊…

映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022)』

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022)BLACK PANTHER: WAKANDA FOREVER 監督 ライアン・クーグラー 昨日、割り振りをとって急いで帰り、市内の劇場へ行くも上映に間に合わず鑑賞を断念。今日も割り振りをとって再チャレンジ、上映開始に間に合っ…

読書7‐4『孤独死のリアル』Ⅲ

孤独死は認知症とも関連があるのか。 ~日常生活自立度Ⅱ以上の認知症高齢者は300万人にのぼる。65歳以上の高齢者の10人に一人がその程度以上の認知症。~ 私の母も認知症だった。隣の町で実家に一人暮らしをしていてが、70代半ばくらいだろうか、認知症の症…

映画『わたしのお母さん(2022)』

わたしのお母さん(2022)監督 杉田真一 『空気殺人』があまりにもの衝撃で、余韻がなかなか引かなかった。しかし本作品も高評価なので、観れるうちに観とかないと、と思った。最前列に陣取り、ランチパックを2袋食べてから鑑賞。 タイトルの後には、隣市の…

映画『空気殺人(2022)』

空気殺人(2022)AIR MURDER/TOXIC 監督 チョ・ヨンソン 座禅、朝食を済ませ、自転車で隣市ミニシアターへ向かう。雨の予報だったが、出かけは晴れていたので「これは降らないな」と決めつけた。途中、菓子パン2個を買いに安売りスーパーに立ち寄る。 凄い、…

読書7‐4『孤独死のリアル』Ⅱ

孤独死となる分岐点ということか。 ~2,3日中に遺体が発見されるということは、個人が親族や近所の住民に気にかけてもらえる人だったということで、何らかの人間関係の絆があったからこそ、早期に遺体が発見された。~ 親族に気にかけてもらえなかったら、…

読書7‐4『孤独死のリアル』(結城 康博)

孤独死のリアル (講談社現代新書) – 2014/5/16 結城 康博 (著) 「2015年には独り暮らし高齢者600万人、「最期は家で独りで」の時代が始まる。そのために知っておきたい現実…。もはや他人事ではない孤独死問題への必読の書」とあった。高齢者や独身で、死んで…

読書7-3『「こころ」の本質とは何か』13

今回でようやく最後だ。 ~学校は人々の共同意識(公共意識)からの信や支えに代えて、サービス産業モデルへの依拠によって、社会的な共同性を子どもたちに育む力を再生してゆけるのかどうか。つまり、共同性によって支えられていない制度で共同性を育むこと…

読書7-3『「こころ」の本質とは何か』Ⅻ

教員は、学校現場の矛盾を押し付けられている。 ~現場の努力では解決不能なことですよね。教員の精神失調がとても増えていますが、この状況下ではむりからぬ気がいたします。~ 矛盾だらけの学校現場で、教師のストレスが溜まる。ストレスが溜まるとどうな…

読書7-3『「こころ」の本質とは何か』Ⅺ

真の教育って何なんだろう。 ~右から左まで各自の理念による、これぞ「真の教育」だという主張が百家争鳴し、いずれにせよ学校や教員たちは、「真の教育」を行っていないというわけで左右からバッシングの嵐にさらされましたね。このバッシングは教育現場を…

映画『川っぺりムコリッタ(2021)』

川っぺりムコリッタ(2021)監督 荻上直子 前作を観た後、すぐにチケットを買い、本作を鑑賞。 前科者の再生物語である。「食」「格差」「死」といろいろなテーマが含まれている物語だ。主人公の就職先はイカの塩辛工場。実際、ああやって作られているのだな…

映画『秘密の森の、その向こう(2021)』

秘密の森の、その向こう(2021)PETITE MAMAN/LITTLE MOM 監督 セリーヌ・シアマ 今日はシーズンチケットの申込日だった。が応募が殺到したのか画面がフリーズしてしまい、結局申込もできず、喫茶モーニング終了時間も迫っていた。慌てて喫茶店に言って注文…

読書7-3『「こころ」の本質とは何か』Ⅹ

前回少しふれた集団性についても書かれていた。 ~個々人の欲求と個人意識とが繊細かつ鋭敏化した現在において、学校の集団性は子ども同士に共同意識を涵養するよりも、対人葛藤や傷つきをもたらす場となりやすくなりました。それに耐えてまで学校に行って得…

読書7-3『「こころ」の本質とは何か』Ⅸ

学校から聖性・絶対性が失われたことについて、まだ続く。 ~70年代、高度消費社会の実現とともに、聖性・絶対性が学校からすっかり失われました。これは「学問」や「教育」というもの、〈知〉というものに人々が賦与していた聖性の喪失にそのままつながりま…

読書7-3『「こころ」の本質とは何か』Ⅷ

本当に納得のゆく文章が続く。 ~進学率が90%を超え、ことさら勉学に励まなくてもだれしも高校進学が叶い、進学が当たり前になってしまえば、それは子どもたちにとって能動的、主体的な努力目標、夢ではなくなりますね。~ 「どうして勉強しなくちゃいけな…

読書7-3『「こころ」の本質とは何か』Ⅶ

かつて学校は聖なる場所、教員は聖なる人だったのだ。 ~教員はながく「聖職」視されてきましたね。そのような聖なる学校をつかさどる職種だったからです。学校に対する人々の夢と、それゆえの学校の聖性・絶対性が社会に広く共有されるとともに登校は子ども…

映画『夜明けまでバス停で(2022)』

夜明けまでバス停で(2022)監督 高橋伴明 座禅、朝食、ジョギングなど朝の雑事を済ませて近所の喫茶チェーン店へ行く。モーニングを昼食代わりとするためだ。そこから隣市のミニシアターに直行。いつも通りの自転車だ。この作品、面白くないわけではないが…

グランパス『2-1 ホームFC東京戦』

J1 第33節 10/29(土)15:00 豊田スタジアム ホーム最終戦である。昼前に家を出て、途中、なじみの食堂でゲン担ぎのカツ丼を注文。かみしめながら食べ終えた。ショッピングモールで読書、コーヒーを済ませてジョギングでスタジアムへ。いつになく賑わう周辺…

読書7-3『「こころ」の本質とは何か』Ⅵ

学校について、教育について記されている。 ~近代社会の中で、人々はより大きくより抽象性の高い共同体の中を生きるようになりました。大きな共同性を支えてゆくためには、あらためて様々な認識(規範や知識)が共同体の構成員全体によって共有されることが…

映画『ザ・コントラクター(2022)』

ザ・コントラクター(2022)THE CONTRACTOR 監督 タリク・サレー 今日は思い立って職場へジョギングで通勤した。帰宅後、すぐにマイカーに乗り込んで、隣市のショッピングセンター付設シネマに向かう。到着後、パックジュースとお菓子を買って劇場へ。金曜日…