読書『逃げ出す勇気』Ⅱ

とても含蓄のある言葉だと思う。

~「3割程度の完成度でもいいので、5倍の速度でやる」~

逃げ出せずがんじからめになっている人は要は完璧主義なのだ。だが教員の仕事も多くは過剰サービスなのではないか。自作プリント、自作教具、そして自作の学級通信。教師各自の熱意や判断によってやりたい放題させている。

教師自身が完璧主義から解放されなければ、サービス残業はなくならない。

~完璧でない自分に寛容になると、完璧でない他人にも寛容になれます。~

逆な言い方をすれば、完璧主義な自分は、他人にも完璧を求めるということ。過去の自分がまさにそうだった。「すべての子どもに確かな学力を」とは完璧主義の具現だ。耳障りがいいから惹かれてしまうのだ。

新たなスタートを前に、もう一度心せねばならない。人は失敗するもの。人は完璧ではない。

~人生の自習時間。いつもとは違うことを学ぶ時間が、ふいに神様から与えられた。そう考えてください。1分1秒たりとも無駄にはならない。その後の人生の血肉になる経験です。~

休職中は自分の自習時間だったか。わたしは多くを読書に費やした。そして坐禅、手品、英会話を始めた。坐禅や手品はまだ続けている。