2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

読書7-13『それでも僕は前を向く』(大橋巨泉)

それでも僕は前を向く (集英社新書) – 2014/3/14 大橋 巨泉 (著) この人は人気番組の司会者、ぐらいしか知らない。しかしこの本を読んで、正のイメージを持った覚えがある。 ~僕の人生哲学の基本、「その人の持っている運の総量は決まっている」「人はみな…

読書7-12『不幸論』Ⅷ

本書の中で最も心に残る文章がこれだ。こんな視点を持つことができるのだ。 ~私はありとあらゆる犯罪者に対して、自分とは無関係だとタカをくくってはいられない。私がしたかも知れない、あるいは今後するかも知れない犯罪を、彼らは私に変わってしてくれた…

読書7-12『不幸論』Ⅶ

不幸とは苦しんでいる人たちへの負い目がもとである。その負い目から逃れることができる道があるのだ。 ~負い目から逃れる道が一つだけある。それは自分が死ぬことを、死ぬことのみを見つめること。そうすると、自分の限りない惨めさが分かり、相対的な不幸…

映画『金の国 水の国(2022)』

金の国 水の国(2022)監督 渡邉こと乃いつものように隣市のミニシアターでダブル鑑賞を目論んだのだが、自分の薄毛、白髪があまりにもみすぼらしかったので、急遽行きつけの理容店に行くことにした。2時間で終われば、一本でも観られるかと思ったが、残念、…

読書7-12『不幸論』Ⅵ

筆者の不幸に対する出発点のようなものが書かれている。 ~私はことさら不幸を望んでいるわけではない。ことさら不幸を渇望しなくても、厳密に思考することを放棄しない限り、人生はもう十分すぎるくらい不幸なのだから。~ 不幸を渇望する人なんていないと…

映画『モリコーネ 映画が恋した音楽家(2022)』

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2022)ENNIO/THE GLANCE OF MUSIC 監督 ジュゼッペ・トルナトーレ 今季最大の寒波がやってきて吹雪のような道中だった。隣市のショッピングセンター付設シネマでは、気になる2作品が上映している。私は、もう片方の映画を観…

読書7-12『不幸論』Ⅴ

筆者が考える幸福とは何だろうか。 ~幸福とは「自分がやがて死ぬ」という苦痛をはじめ、自分が投げ込まれた不条理を瞬間的に忘れることだ。~ どうせいつか死ぬのに、それを忘れて浮かれるな、ということだろう。筆者は死ぬことを不幸と考えているのだろう…

映画『そして僕は途方に暮れる(2022)』

そして僕は途方に暮れる(2022)監督 三浦大輔 昨日に引き続き、喫茶モーニングは小倉トースト。休日はこれを食べないと気が済まない。何気に市内シネマのサイトを見ると、いい具合に映画が観られる。喫茶店を出て、ジョギングでスーパーへ天然酵母パンを買…

映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022)』

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022)SHE SAID 監督 マリア・シュラーダー 前作鑑賞後、シネマ近くのコンビニに行き、菓子パンとカップコーヒーを入手。シネマのロビーで腹ごしらえをして本作の鑑賞に臨んだ。私は「実話をもとにした…」という作品が…

映画『かがみの孤城(2022)』

かがみの孤城(2022)監督 原恵一 午前中にジョギング、リハビリ、買い物を済ませ、ジョギングで市内の劇場に向かう。高評価なのは知っていたが、オオカミを被った少女が何となく怖くて観るのをためらっていた。たまたま時間が合ったので鑑賞を決定。 良い。…

読書7-12『不幸論』Ⅳ

1時間年休を取って、組合活動。1時間かけてある小学校に赴き、交渉をする。途中の大手古本屋でばったり知り合いに出会う。互いに「なぜ、ここに」と思ったことだろう。 筆者は幸福に対し盲目、怠惰、狭量、傲慢とボロクソいい、不幸の良さを論じている。 ~…

読書7-12『不幸論』Ⅲ

筆者の考える幸福について。 ~すべての他人を苦しめないというふうに条件をきつくすれば、ただちに誰も幸福になれないことが導かれる。我々が生きているとは、他人を苦しめて生きていることだからであり、誰をも苦しめずに生きることはできないからである。…

読書7-12『不幸論』Ⅱ

今週が始まったが、目の回るような忙しさである。時間内に仕事を片付けたいからなおさらである。 幸福、不幸、真実というものについて。 ~真実を知ると不幸になるから、われわれは幸福になるために、正確に言い直せば、幸福であると思い込むようになるため…

映画『泣いたり笑ったり(2019)』

泣いたり笑ったり(2019)CROCE E DELIZIA/AN ALMOST ORDINARY SUMMER 監督 シモーネ・ゴダノ 『シスター』鑑賞後、早く帰っても仕方がないので、3本目を鑑賞する。ロビーの自販機でホットの缶コーヒーを購入して。 この映画は、そんなに期待しなかっただけ…

映画『シスター 夏のわかれ道(2021)』

シスター 夏のわかれ道(2021)我的姐姐/SISTER 監督 イン・ルオシン 座席に着いてから弁当を広げる。おかずは、いつものようにご飯に埋め込んだ鰯の甘露煮、冷蔵庫に残っていた冷凍食品のポテト、グラタン、からあげ。一切お金はかけずに結構いいものになっ…

映画『土を喰らう十二ヵ月(2022)』

土を喰らう十二ヵ月(2022)監督 中江裕司 朝から雨。今日は映画をたくさん観ようと思い、本作をチェックしたらわりと高評価。鑑賞を決意してすぐに冷蔵庫の残り物を弁当に詰めて、マイカーで隣市のミニシアターへ。いつものように最前列を陣取った。 題名か…

読書7-12『不幸論』(中島義道)

不幸論 (PHP新書) 2002/9/30 中島義道 (著) 「幸福論」という本はたくさんあるが、「不幸論」はない。「著者は、長年の哲学的考察の果てに――どんな人生も不幸である――という結論に辿りつく」とあった。 この度、職場の同僚が結婚した。カードにメッセージを…

映画『カンフースタントマン 龍虎武師(2021)』

カンフースタントマン 龍虎武師(2021)龍虎武師/KUNGFU STUNTMEN 監督 ウェイ・ジェンツー 今日もジョグ通勤。これで3日目である。10分割り振りをとって4時前に職場を出るので、4時半には帰宅できる。ネット閲覧をしたり八つ橋やリンゴを食べたりして6時過…

読書7-11『ゴールをぶっ壊せ』Ⅱ

夢という言葉がやたら目に付く。 ~「夢を持てない」なんて簡単に言うな。夢を見つけて、それを追いかける。それだけが、頭上の空を覆う「閉塞感」という雲を追い払う、唯一の方法なんだ。~ ~描いた夢のために、今日何をするべきか。このことを考えること…

読書7-11『ゴールをぶっ壊せ』(影山 ヒロノブ)

ゴールをぶっ壊せ - 夢の向こう側までたどり着く技術 (中公新書ラクレ) – 2018/1/9影山 ヒロノブ (著) 今日から新学期。無難なスタートだ。ちなみにジョギングで通勤。今年はその回数を増やそうと思っているのだ。 昨年、水木一郎が亡くなった。著者は同じ、…

読書7-10『1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方』Ⅻ

昨日の座禅の場では、頚椎症の痛みをなんとかしたい、姿勢をよくしたい、秋田県へのロングドライブを今年の抱負として伝えた。今日は3連休最終日。明日から3学期。仕事が本格的にスタートする。 今回で終わりにしよう。 ~挫折は、短期的には停滞であり、…

映画『非常宣言(2022)』

非常宣言(2022)EMERGENCY DECLARATION 監督 ハン・ジェリム 近所の喫茶モーニングをすませ、ジョギングで市内の劇場へ向かう。鉄板の韓国映画だから、面白いものだとまったく疑っていない。特に下調べもしなかった。 約2時間半、十分に楽しめる作品です。…

映画『パラレル・マザーズ(2021)』

パラレル・マザーズ(2021)MADRES PARALELAS/PARALLEL MOTHERS 監督 ペドロ・アルモドバル 午後は撮りだめた写真を近所のカメラ屋でプリントアウトをしてから、隣市のミニシアターへ向かった。サイトの評価は高くないが、週刊誌では結構好意的な評価を得て…

読書7-10『1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方』Ⅺ

朝から、整形外科で診察。今の病状をもっと精査するために、MRIを行うことになった。どうやら近所の整形外科では手の打ちようがないようだ。数年前の腰痛もそうだった。町医者の限界か。 休養でも、休憩でもない、休暇も大切なのだ。 ~ときどききちんと休暇…

読書7-10『1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方』Ⅹ

時間を上手に使うためには「休養」が大切なのである。 ~適度な休養は労働の自己目的化を回避し、自身のパフォーマンスを最良にするためにはとても大切なことだと思います。けれども多くの日本人が「自らのパフォーマンスを下げてでも」疲労し尽くすまでがん…

映画『ラーゲリより愛を込めて(2022)』

ラーゲリより愛を込めて(2022)監督 瀬々敬久 今日から仕事始め。久しぶりにジョギングで通勤する。子どものノートづくりなど雑事を済ませて午前中で切り上げる。帰りにもジョギングをしながら、今年は週2回、ジョギング通勤に挑戦しようかと思い至る。帰宅…

読書7-10『1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方』Ⅸ

新年3日目。昨日は自分の実家(と言っても両親とも亡くなり、兄貴夫婦が継ぎ、しかも市の区画整理で転居しているのだが)を訪問。我らと長女家族、次女家族の総勢9人が仏壇に挨拶。今日は、その9人が家人の実家を訪問。 「主体的に生きる」というのを今年の…

読書7-10『1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方』Ⅷ

新年2日目。年末年始のために、飲み薬をもらっているのだが、頚椎症の痛みは日ごとに増すようだ。正月休みはまだ続く。せっかくの休みなのに、診察が待ち遠しく思ってしまう。 ~他者の眼差しに規定されない生き方をするということは、逆に自分も他者に眼差…

新年の挨拶

あけましておめでとうございます。 2023年、令和5年が始まりました。 新しい年が始まったことを祝う感覚は年々薄れております。自分の人生を一年ごとに大観していくというよりも、後先は考えずその日その日を精一杯生きることに親しんでいるので、この…

読書7-10『1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方』Ⅶ

大みそか、2022年もあと3時間を切った。 時間を有効に使うために、テレビや新聞との向き合い方も見直す必要がある。 ~僕はほとんどテレビを見ず、新聞を読まない生活をしています。理由はマスメディアの「定型性」にあります。「アウトサイダーが安全な場所…