2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

読書『自立が苦手な人へ』Ⅱ

教育に関する記述があった。 ーゆとり教育が掲げた理念は知識偏重の詰め込み教育ではなくて、思考力・応用力を養い、自分自身で考える力を養うというものだった。確かに詰め込み教育は後退したが、自発的に考える力や応用力は全く伸びなかった。ー かつて詰…

映画『シュヴァルの理想宮』『マッキー』

シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢 (2018) L'INCROYABLE HISTOIRE DU FACTEUR CHEVAL/THE IDEAL PALACE 監督 ニルス・タヴェルニエ この映画に対して何の知識もなく、ただ点数が高かったから観ました。人間関係の苦手な主人公が娘のために城を作るとい…

読書『自立が苦手な人へ』

自立が苦手な人へ―福沢諭吉と夏目漱石に学ぶ (講談社現代新書) 2010/6/17長山 靖生 (著)長山/靖生著者は「1962年、茨城県生まれ。評論家。歯学博士」だそうだ。 メッセージに、自立について徹底的に考え、生活と社会を立て直したい、とある。 ー工夫の方向は…

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け (2019) STAR WARS: THE RISE OF SKYWALKER 監督 J・J・エイブラムス 観てきました、スターウォーズ。自称映画通の私でも「スター~」は観てこなかったのです。なぜなら、映画にはまったのがここ数年のことなので…

読書『人間の基本』Ⅲ

ーアマは労働時間でもって労賃を得る人。プロというのは時間と全く関係がない働き方です。本当のプロの仕事というのは趣味道楽の領域にあるものだ。それを自ら納得してするのか、それとも安定して対価を得られるアマの仕事を取るのか、それは自分自身が決め…

読書『人間の基本』Ⅱ

氏の教育観はスパルタ臭がする。が、それに共感する。 ー私が考える教育とは、多少なりとも悪い状況を考えて、それを乗り越えていく能力をつけさせること。ー ーそもそも人間は「他人は自分を理解してくれない」という覚悟の上に長い人生を立てていかなくて…

読書『人間の基本』(曽野綾子)

人間の基本 (新潮新書) 単行本 – 2012/3/1 曽野 綾子 (著) 氏は教育再生実行会議のメンバーだった。 ー幼児には「大人に従い、教えられるという位置」をきっちり確認させなくてはいけません。先生と生徒は決して平等ではありません。子どもに話し方を教えら…

読書『ワークショップ』Ⅲ

モノがあふれたわが国では、よく「本当の豊かさ」が問われる。その答えの一つにワークショップがある。 ーワークショップの現代的な意義は、モノの所有などではなく、「人と人」「人と自然」の関係の中から生じる「歓び」や「豊かさ」をしばしば実感させてく…

読書『ワークショップ』Ⅱ

ワークショップは現在の学校教育を大きく変える可能性を持っている。 ーこれまでの学校のように先生が一方的に生徒にある答えを導く教育ではなく、誰が教師であるかわからない、つまり誰もが教師である「教育=学習」の場が必要なのだ。関心を持って参加して…

読書『ワークショップ』(中野民夫)

ワークショップ―新しい学びと創造の場 (岩波新書) – 2001/1/19 中野 民夫 (著) 学校現場が変わるのだとしたら、カギはワークショップの積極的な導入だと思う。ワークショップは次のように定義されている。 ー「先生や講師から一方的に話を聞くのでなく、参加…

読書『「か弱き純真な子ども」という神話』Ⅱ

著者はいじめ禁止を否定している。 ーいじめを禁止すると、ある種のコミュニケーション能力はつかなくなってしまう。つまり、人のホンネがわからないということになる。建前の言葉しか聞いてこないわけだから、「場の空気が読めない」ということになる。ー …

読書『「か弱き、純真な子ども」という神話』 (和田 秀樹)

「か弱き、純真な子ども」という神話 (中公新書ラクレ) (日本語) 新書 – 2007/9 和田 秀樹 (著) 教職についていれば、子どもが「純真」ではない、ということは痛いほど身に染みているのではないだろうか。しかし、「か弱いか、そうでないか」と問われれば、…

読書『人生はあきらめるとうまくいく』Ⅱ

ー何をするにも楽しくのんびりゆったりやっていく生き方を身に着けてください。サラリーマンが全員社長になれるわけがない。ならば、はじめからあきらめておいて家庭を大事にするのんびりサラリーマンを選べばいいのです。ー 社長を目指していない者、出世を…

読書『人生はあきらめるとうまくいく』(ひろさちや)

人生はあきらめるとうまくいく (日本語) 単行本 – 2012/2/24 ひろさちや (著) 諸富氏は「大切なのは、決して人生をあきらめてしまわないこと」と言った。そして「意味と使命を実現していくのが人生だ」とも。しかし、著者は違う。 ー人生は無意味なのです。…

読書『生きていくことの意味』Ⅱ

本書の中で、自分に一番影響を与えたのが以下の文章だ。 ーこんな厳しい時代をそれでも前向きに生きていくためには、「他の誰が何と言おうと私だけは自分のことを認めてやろう」、「自分を価値ある存在、値打ちのある存在として大切にしてやろう」と自分で自…

読書『生きていくことの意味』(諸富祥彦)

生きていくことの意味―トランスパーソナル心理学・9つのヒント (PHP新書) 2000/1/1 諸富 祥彦 (著) 仕事に、自分に絶望した。そして休むようになり、生きることを根本から見直したくなったのだと思う。死にたいとは思わなかったが、生きたいとも思わなかった…

読書『メンタルヘルス』Ⅲ

グランパスの話題が入ってしまったが、『メンタルヘルス』には、これからの指針のような文面があった。 ー「これまでのひたすら社会からの要請に愛着した役割から、社会の要求から分離した自主的な役割」へと変換していくことが、中年期における精神発達課題…

グランパス 2019シーズンを終えて

今年は約20年ぶりにシーズンチケットを買って観戦した。毎回、ファンクラブのカードチェックをしてもらって18回目ですねって言われた。アウェイも2回行っているので、20回通ったことになる。 前半戦は、勝ってばかりで観戦も本当に楽しかった。まさか今年も…

グランパス vs鹿島 0-1

J1 第34節 12/7(土)14:00 試合会場:豊田スタジアム もう残留が決まっていたということもあり、特に気張ることもなく、ゆるゆるとキックオフを迎えた。この日、500円のグルメクーポンがもらえたんだった。手続きが面倒くさそうでやめたことを後悔した。結…

読書『メンタルヘルス』Ⅱ

ー所詮、人間ができることには限界がある。精一杯やってできないことは仕方がないと開き直ることができれば、うつ状態に陥ることを防げる可能性が高いが、「自分の頑張りが足りないために人々に迷惑をかけている」と自分を責め、身体的にも精神的にもますま…

読書『メンタルヘルス』(藤本修)

メンタルヘルス―学校で、家庭で、職場で (中公新書) 新書 – 2006/11 藤本 修 (著) 私は精神疾患で休職した。私の体に何が起こったのか。少しでもわかりたいという気持ちがあった。 ー50歳を過ぎると…人生を振り返るのがこの時期に当たる。この時期は…自分の…

読書『正しく生きる』Ⅲ

掃除の指導は苦手だけど、掃除は好きだな。著者の真骨頂の「そうじ」に関する文面があった。 ー「心が取り出して磨けないものだとしたら、磨けるものを片端から磨きなさい。それが間接的に自分の心を磨くことになる」見ているものに心が似るのだから、目に見…

読書『正しく生きる』Ⅱ

ーことあるごとに「背筋を伸ばせ」と言われました。ー 背筋を伸ばすと呼吸もよくなる。気持ちも前向きになる。年を取って背中を丸めていてはダメだ。 ー当たり前のこと、誰もが真剣に取り組んでいないことを工夫することが継続のエネルギーになります。工夫…

映画『エンド・オブ・ステイツ』『すみっコぐらし』

今日は12月1日、映画の日です。都会に繰り出そうと思いましたが、近場で観ることにしました。 エンド・オブ・ステイツ (2019) ANGEL HAS FALLEN 監督 リック・ローマン・ウォー ジェラルド・バトラーはもしかしたら世界最強の男ではないだろうか。ジェイソン…