2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

読書『〇に近い△を生きる』Ⅵ

さすが医者である。健康についても触れられている。 ~命を守ってくれる見えない三つのシステム、自律神経と免疫、ホルモン。「癒しホルモン」とも言われている「オキシトシン」。ハグしたり、肌と肌が触れ合ったり、人に親切にするときに分泌されます。これ…

読書『〇に近い△を生きる』Ⅴ

「あったかな」という言葉も著者のモットーかもしれない。 ~あったかな医療をやろうと言い続けた。医療に優しさを取り戻したかった。医療の「正解」ではなく「別解」を求めたのである。命を救う医療も大切だけど、命を支える医療という「別解」に魅力がある…

読書『〇に近い△を生きる』Ⅳ

~生きるために最も必要なのは、働く場があることと、愛する人がいること。~ そうだろうな。私にも仕事があり、愛すべき家族もいる。しかし、こんな言葉もある。 ~働く場があることと、愛する人がいること。この両方を規制緩和が粉々にしてしまったのであ…

読書『〇に近い△を生きる』Ⅲ

教育についてふれている。 ~僕たちの社会がもっと寛容になって多様な価値観を認めるようになれば、挨拶ができない子、本が読めない子でも隠れているすごい能力が開花するかもしれない。だから周りにいる子のおかしいところを認めちゃっていいんじゃないのっ…

映画『透明人間』

透明人間 (2020) THE INVISIBLE MAN 監督 リー・ワネル 連休明けの平日、市内の映画館で観賞。封切りされてからずっと気になっていたのだ。封切りから日が経つにつれ、どんどん上映回数が減らされていく。もうチャンスがないと思い、1時間仕事を切り上げて臨…

読書『〇に近い△を生きる』Ⅱ

表題に関する記述がある。 ~〇に近い△を目指す生き方は、文脈を見つめる生き方になる。一つの出来事を見つけ、そこから何をしたらいいのか考えていく時、文脈で捉えていくと、なぜこんなことが起きたのだろう、このままほっとけばどういう方向に行くのだろ…

読書『 ○に近い△を生きる 』(鎌田實)

○に近い△を生きる (ポプラ新書) – 2013/9/18鎌田 實 (著) 著者は医師である。多くの患者と接していると、治療して元気になる患者もいれば、病が進行して命を絶えてしまう患者もいるんだろうな。希望ばかりではない、絶望にも向き合ってきたのだろう。「患者…

読書『座右のゲーテ』Ⅲ

ゲーテの言葉ではなく、著者の言葉である。 ~仕事を認められたい、ほめられたいというのは仕事が遊びになっていない証拠である。自分にとってそれをやることが遊びに近いものであると、もてはやされたり、評価されなくても、好きなことをしているだけで満足…

読書『座右のゲーテ』Ⅱ

~「需要なことはけっして使い尽くすことのない資本を作ることだ」~ 「いちばんいいものに取りかかっておくと、それは一生の資本になって自分を豊かにする」と筆者は言っている。それまで教育書しか読んでなかった私は豊かとは対極だと思う。テクニックばか…

読書『座右のゲーテ』(斎藤孝)

座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本 (光文社新書) – 2004/5/15 齋藤 孝 (著) 休職時代に読んだ本である。まさに壁に突き当たり、そのまま力尽きてしまったのだ。 著者はゲーテを「人類最高レベルの資質を持った人間」だと言っている。私は名前は知っ…

映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』

グレース・オブ・ゴッド 告発の時 (2019)GRACE A DIEU/BY THE GRACE OF GOD 監督 フランソワ・オゾン 名作『悪人伝』の後、30分後に鑑賞。『悪人伝』を上回る高評価である。 『悪人伝』とは色的には全く違うのだが、基本的に同じなのではないか。どちらも…

映画『悪人伝 』

悪人伝 (2019)THE GANGSTER, THE COP, THE DEVIL 監督 イ・ウォンテ 隣市の映画館で観賞。当初は久しぶりに都会へ出て観賞しようと思っていたのだが、コロナ感染者がここのところ増えていたので、大事をとった。隣市の映画館でもずいぶん高評価な作品がやっ…

映画『ステップ 』

ステップ (2020) 監督 飯塚健 市内の映画館で観賞。「妻を亡くした男の子育て物語」程度の予備知識だけで観た。 私も育児には積極的に関わってきたつもりだ。仕事の両立、自己実現との両立に悩んできた。そんな自分の子育てを思い返しながら観ていた。シング…

読書『衆愚の時代 』Ⅱ

~現実を現実として受け止め、それでも捲土重来を期して前向きに生きる気概を持てぬ人間を採用しようという会社がどこにありましょうや。~ 捲土重来は、一度敗れたり失敗したりした者が、再び勢いを盛り返して巻き返すことのたとえ。そうだろう、後ろ向きな…

読書『衆愚の時代』(楡 周平)

衆愚の時代 (新潮新書) – 2010/3/1 楡 周平 (著) 商品の説明には『誰も本当のことを言わないのなら私が言おう、社会人なら心得ておくべき「当然の常識」を。思わず溜飲の下がる、衆愚の時代への鉄槌。』とある。評価はわりと厳しい。 ~個人がとる行動も、言…

読書『心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」 』Ⅶ

この文面も納得がいくなあ。 ~「所詮、ただの仕事だ」としっかり思い直すことが必要です。ちょっと我に返って「そもそも仕事は何のためにするんですか?生きていくため、あるいは人生を幸福に過ごすためですよね」と問いかけてみるわけです。やはり仕事への…

読書『心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」 』Ⅵ

「与えられた仕事」という言葉が目につく。 ~「与えられた仕事」をできるだけクリエイティブにこなそうとする姿勢を持つこと。基本的には「仕事をするには工夫がいる」と考えた方がいい。何かの創意工夫をしてこそ自分の仕事だという感覚を初めて持てるんじ…

読書『心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」 』Ⅴ

何でも数値目標を立ててしまうのは私の悪い癖だ。映画に興味を持ちだしたころも、年間50本などとうそぶいていた。そして、「次はその数値を上回らねばならない」と思い込んでしまうところも。 ~何事も回数をやればいいと思っていたら何にもならないという…

読書『心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」 』Ⅳ

「こだわらないこと」が大切なのだ。 ~心の幸福を保つために最も有効なことは「こだわらないこと」。「こだわり」とは何か。それは一つには、自分が持っている価値観への執着です。その執着の強さを武器にして、頑固に我が道を突き進もうとするのが「こだわ…

映画『ソニック・ザ・ムービー』

ソニック・ザ・ムービー (2020) SONIC THE HEDGEHOG 監督 ジェフ・フォウラー 市内の映画館で鑑賞。ありがとうキャンペーンでドリンク無料だった。感染症と同じ施設名でいろいろな困難があるだろうに、本当にありがたい。本作はお子様向け映画だろうと思って…

読書『心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」 』Ⅲ

適応障害と診断されたわけだが、要するに軽症の「うつ」だったのだと思う。 ~うつ状態の時はどこにいようと自分が少なくともちょっとした「地獄」なわけですよ。究極的なことを言えば、状況が地獄なのではなく自分の中が地獄なのだと思った方がいい。~ 「…

読書『心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」』Ⅱ

精神医学や心理学って、仏教とつながりがあるのかな。「今ここ」というのは、どこかの住職が言っていた。 ~「今、今、今」っていう感覚を少しずつ身につけていっている人、つまり「今ここ」の達人こそが社会の大きな流れの中でも比較的幸福をつかんでいる。…

読書『心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」』(名越康文)

心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」 角川SSC新書 – 2010/5/10 名越 康文 (著) 私は2年程前、心療内科を受診した。適応障害と診断され、半年ほど通院した。著者は精神科医である。そこから救われたい思いで読んだのだと思う。 ~戦前の日本では、自然な形で…

読書『静思のすすめ』Ⅸ

先週、今週と身辺でトラブルが起こっている。その後処理に追われているが、それでも悲観的にならずに、前向きでいられている。それこそ「歓宿縁」と受け止められているのかもしれない。 ~私達は今生の命、体を頂いたときに我を宿しているのです。その我に何…

読書『静思のすすめ』Ⅷ

心静かに、というワードが出る。それこそ静思だ。 ~仏様は「心が苦しくなったときには、心静かに自分に3つの問いかけをしろ」と言われます。「自分に与えられたものをしっかりと見つめ積極的に受け止めていますか」、「初心を忘れていませんよね」、「相手…

読書『静思のすすめ』Ⅶ

「覚悟」とは自分の思っている意味と違うのかな。 ~あなたが本当に「目覚め」そして「悟り」、「覚悟」の境地にいたったなら二度と気持ちがぶれることはありません。「悟る」それは現実の自分を知ることです。自分が分かりさえすれば自然に覚悟はできるので…

読書『静思のすすめ』Ⅵ

いかにも宗教的だなあという記述。 ~「貧」物を欲しがる心、評価してほしい心、「瞋」思い通りにならないと腹が立つ心、「掉挙」おだてられると図に乗る心、「惛沈」いじける心、「疑」疑う心、受け入れない心、…私たちは誰しも心の中に、この5匹の鬼を飼…

映画『ブラ!ブラ!ブラ! 胸いっぱいの愛を』

ブラ!ブラ!ブラ! 胸いっぱいの愛を (2018)THE BRA 監督 ファイト・ヘルマー 隣市のミニシアターで鑑賞。本シアターのポイントカードを持っている。ポイントが5つたまると無料になる。本日は無料で鑑賞。 これはどこの国の、いつの時代なのだろうか。本当…

読書『静思のすすめ』Ⅴ

子どもたちへの向き合い方がわかるところがある。 ~「40分話をすれば俺の命は40分減るんだ。俺は絶対手抜きはしないよ。なぜなら手抜きをして後でちゃんとやっとけばよかったと後悔したくないからだ。たった40分くらい坊主の話を聞けないでどうする。自分の…

読書『静思のすすめ』Ⅳ

今回は「幸せの条件」 ~時として自分の思いしか見つめられない弱さが出てしまうのが人間です。ものの見方を180度変えることによって不幸せの条件も幸せの条件に変えていくことができるのではないでしょうか。~ きのうの記述からすると、保身に走ることなく…