映画『透明人間』

透明人間 (2020) THE INVISIBLE MAN  監督 リー・ワネル

連休明けの平日、市内の映画館で観賞。封切りされてからずっと気になっていたのだ。封切りから日が経つにつれ、どんどん上映回数が減らされていく。もうチャンスがないと思い、1時間仕事を切り上げて臨んだ。

予告編で分かっていたのだが、これはサスペンスというより、ホラーだ。見えない敵が忍び寄る。見えない敵が襲ってくる。そんな恐ろしさをたっぷり味わうことができる。ハリウッド映画は、怖いものを怖く見せる技術に本当に長けていると思う。

私の興味は「透明になるしかけ」にあった。「何かの薬を内服して透明になっているのかな、だったらそいつは裸なのかな」なんて思ったがそうではない。もっと近代的な方法で透明になっている。だけど、その方法、ちょっと無理があるかなと思うけど。

ヒロイン、犯人の環境、その周辺人物との関係性が描かれるともっとよかったかな。登場人物に今一つ同化しきれなかった。1992年の同題名作品(SFコメディ)も観たくなった。