読書『心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」』Ⅱ

精神医学や心理学って、仏教とつながりがあるのかな。「今ここ」というのは、どこかの住職が言っていた。

~「今、今、今」っていう感覚を少しずつ身につけていっている人、つまり「今ここ」の達人こそが社会の大きな流れの中でも比較的幸福をつかんでいる。~

「今ここ」しかない、って生きられたらな。ともすると「いついつまでにこの仕事をやっておかなくてはならない」「これができなかったらどうなるのだろう」と将来に対し不安を持ってしまう。「今、ここ」に全力であればいい、と思えたらな。

~「損得勘定」は、むしろ人生にとってマイナスばかりを生み出している。~

~小さな「損得勘定」に自分がとらわれないで生きることが出来たら、その分無駄な精神エネルギーを使わないから疲れなくなるし、心に余裕や落ち着きが出てくる。自分の心の安定が得られると、余剰として生まれてくるのは、おそらく他人への受容力です。そうして自分も他人も自然に安心へと導ける人は、言わば現代社会における「徳のある人」の道に近づいているんじゃないか~

損得勘定にとらわれるな、とはよく聞く。それはエネルギーを無駄に費やしてしまうからなのか。自分は、損得勘定にとらわれてるとは思わないけど、通帳の残高とかはいつも気になってしまうなあ。そしてスーパーで赤札などで買うと嬉しくなってしまう。きっと損得ってお金だけのことではないのだろうけど。得ではなく、徳なのだな。金銭面でも、生活面でも、ケチケチするな、ということだろう。