読書『心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」 』Ⅶ

この文面も納得がいくなあ。

~「所詮、ただの仕事だ」としっかり思い直すことが必要です。ちょっと我に返って「そもそも仕事は何のためにするんですか?生きていくため、あるいは人生を幸福に過ごすためですよね」と問いかけてみるわけです。やはり仕事へのプレッシャーで人生を破壊してしまっては元も子もありません。~

かつての勤務校に「PTA新聞」なるものが存在した。職員紹介のコーナーに、「なぜ先生になったのか」というような設問があった。正直私は何と答えていいか分からなかった。読者(保護者、子ども)はどんな答えを期待しているのだろうか。

特別なことはない。生きるために働いている。それがたまたま教員という職業なだけだ。ロマンティックを求められたくないし、求めないように自戒している。

仕事に自分を乗っ取られるな。仕事に自分を奪われるな。仕事に自分を振り回されるな。

でも、自分の考えを他人に押しつけてはいけない。「教職こそ人生のすべて」「教職に我が人生を捧げる」「教職こそ生きがい」という人間もいる。互いに理解することが必要だ。

~一歩先で何が起こるか分からない中に安住するしかないんです。「人生一寸先は闇、だから今を生きよう」というのが本当は正しい。どうなるのか分からない先の事ばかり予測するより、一日一日、瞬間瞬間の「今、ここ」を大切にする工夫が今の時代こそ大切。~

「何が起こるか分からない、だから、すべてを受け入れよう」そんな気持ちを持ちながら、「今、ここ」に集中するのかな。「今、ここ」の思想がもっと自分にフィットするといいな。