読書『座右のゲーテ』Ⅲ

ゲーテの言葉ではなく、著者の言葉である。

~仕事を認められたい、ほめられたいというのは仕事が遊びになっていない証拠である。自分にとってそれをやることが遊びに近いものであると、もてはやされたり、評価されなくても、好きなことをしているだけで満足できるものだ。「仕事が遊びになっている人は強い」と言われるのはそれである。~

私は「認められたい」「ほめられたい」という自己顕示欲が強かったのだろう。では、遊びではなくて何だったのだろうか。私は命がけ(今となっては大げさだな)で仕事をしていた。だから、私にとって仕事は人生そのものだったのだ。仕事以外の自分を犠牲にしていたのだ。

今、ほめられようとも、認められようとも思わない。でも仕事が遊びになったわけではない。仕事以外の時間の方が大切になったからだと思う。

~「年を取ったら若かった時より多くのことをしなければならぬ」年を取ってエネルギーが落ちてくると、懐古的になり、自分の未来を愛せなくなる。そうならないためには、年を取ったらより多くのことをして自分自身を更新していくことが大切だ。~

年を取ったのに、仕事ばかりしていてはダメだよね。