読書『〇に近い△を生きる』Ⅱ

表題に関する記述がある。

~〇に近い△を目指す生き方は、文脈を見つめる生き方になる。一つの出来事を見つけ、そこから何をしたらいいのか考えていく時、文脈で捉えていくと、なぜこんなことが起きたのだろう、このままほっとけばどういう方向に行くのだろうか、それをもっといい方向にするためには今何が必要なのかを考えるようになる。文脈を考えていく中で僕たちは「別解力」を養うことができる。~

文脈を見つめる。文脈で捉える。文脈を考える。今まで読んできた本の中で「文脈」という言葉を出したのは本書が初めてだと思う。独特な考え方だ。

調べてみたら、「一般に、物事の筋道。また、物事の背景」とあった。だから一面的な、一方的な、一時的な見方にとらわれるなということだろう。

~「別解」を見つけ出すには現場の文脈を読み解く力が必要。現場に立つこと。そこで「別解」を導き出すものは直感。現場に立つと直感が生まれる。~

上司を相手に。子どもを相手に。保護者を相手に。人間関係はいろんな相手との駆け引きである。自分か相手か、どちらが正しく、どちらがそうでないのか。自分の正しさや自分の利益を求めるのではなく、「別解」を求めることが必要なんだな。