グランパス『2-1 セ大阪戦』

数々の敗戦もこの日のための演出だったのだ

J1 第9節  4/21(日)15:00  豊田スタジアム

朝から座禅、カフェモーニング。家で少し昼寝をして起きた頃にはもう本降りの雨だった。マイカーでスタジアム近くの駐車場に向かい、そこからはカッパを着て現地に向かった。スタメン発表の5分前位に座席に着いた。なお、ゴール裏座席は雨が降り込むことは全くなかった。

相手は首位のセレッソ、引き分けで御の字である。前半から終始、主導権を握っていたのはセレッソだった。我が軍は前半、シュートを1本も打っていなかったと思う。それに対し相手コーナーキックは何本あったことか。前半を0-0で折り返せば、後半は選手間の距離が出てきて、こちらもチャンスがあるかもしれないとは思っていた。

先取点はコーナーキックから。三國があの位置にいるのは流石。それなりの意識を持っているのだろう。私が得点シーンを観たのは今季初である。だが、すぐに失点。これにも三國が絡んでいる。同点にされ、どうなることかと思ったら、カップ戦2得点のパトリックが大活躍。森島からのクロスを合わせ、永井にアシスト。そしてジャンピングボレー。気迫が乗り移ったかのようなゴールを観ることができた。その後も、気が狂ったように声をあげ飛び跳ね応援した。そして終了のホイッスル。半年いやそれ以上も待ちに待った勝利の余韻に浸ることができた。それまでの数々の敗戦も、すべてこの日のためにあったのだと思った。試合内容はまだまだだが、グランパスは明らかに変わり始めている。(R6.4/22記)