映画『土を喰らう十二ヵ月(2022)』

土を喰らう十二ヵ月(2022)監督 中江裕司

朝から雨。今日は映画をたくさん観ようと思い、本作をチェックしたらわりと高評価。鑑賞を決意してすぐに冷蔵庫の残り物を弁当に詰めて、マイカーで隣市のミニシアターへ。いつものように最前列を陣取った。

題名からわかるように、料理を中心にした映画である。自分も日常的に料理をするので、とても興味深く観た。干し柿、取れたてのタケノコの煮物、自家製の梅干し、白菜の漬物。近所の山や畑で採れた四季の食材を調理し食べる。まさに、そんな旬の料理が主役なのだ。強い印象を持ったのは、自家製の味噌。味噌汁にするだけでなく、野菜につけて食べるなど貴重さがよくわかる。

都会を離れて、こんな暮らしもいいなあと思ってしまう。ところで、人間の主役の沢田だが、素食をし、「生きるとは活動すること」と言いながら、そう思えない体型だったのが気になった。(R5.1/15記)