映画『泣いたり笑ったり(2019)』

泣いたり笑ったり(2019)CROCE E DELIZIA/AN ALMOST ORDINARY SUMMER 監督 シモーネ・ゴダノ

『シスター』鑑賞後、早く帰っても仕方がないので、3本目を鑑賞する。ロビーの自販機でホットの缶コーヒーを購入して。

この映画は、そんなに期待しなかっただけにとても面白く感じた。ストーリーもコメディだから面白いのだが、それ以上に登場人物そのものが面白いのだ。特に、親戚らしい男。いつも缶ビールを片手に語るのだ。「努力は最小限に」とかなんとか、妙に説得力がある。なんとなく感じてはいるのだが、やはりイタリアという国はそうなのだろうか。勤勉や真面目を美徳とする我が国とは大違いだ。

他の人物も自由気ままに愛人をつくるなど、大した差はない。基本的に、思うがままに生きればいいのさと教えてくれる。

ストーリーより、物語そのものが楽しいのだ。3本目が楽しくてよかった。(R5.1/15記)