読書7-6『子どもに勉強を教えるな』(横峯吉文)

子どもに勉強を教えるな 「ヨコミネ式」自学自習の10か条 (宝島社新書)  2010/4/10横峯 吉文  (著)

「塾に行かなくても、高い教材を買わなくてもOK。天才児が続出する常識破りの教育法。」とあった。「ヨコミネ式天才教育」というものがあるらしい。でも天才って教育されて育つものなのかな。天から与えられた才能のことではないか。

~小学校は全く気付いていないのではないか。理屈ばかり考えて少しも子どもを見ていないのではないでしょうか。子どもの才能を伸ばすための答えは、子どもにあります。「子ども」という全体像ではなく、一人ひとりの子どもに目を向けることが必要なのです。~

小学校の教育を非難しているようだが、一クラスに35人もあてがいながら、一人ひとりに目を向けろという方がおかしい。先生たちに子どもの個性を伸ばせ、というのではなく、選挙で教育にお金をかけようとする議員や政党を選ばなくてはならないのだ。単純に計算して、今の2倍の教員、2倍の学級数を用意しなくては、子どもの個性の伸長を図ることができない。

~教えて育てる「教育」では子どもが育たない。自ら学んで育つ「学育」こそが子どもを成長させる。すべての子どもが天才である。ダメな子なんて一人もいない。~

天から与えられた才能が天才なら、すべての子どもに何らかの才能を与えているので、天才と呼んでもいいかもしれない。とりあえず、もう一度読み直していこう。(R4.11/25記)