読書『人間の基本』Ⅱ

 

氏の教育観はスパルタ臭がする。が、それに共感する。

ー私が考える教育とは、多少なりとも悪い状況を考えて、それを乗り越えていく能力をつけさせること。ー

ーそもそも人間は「他人は自分を理解してくれない」という覚悟の上に長い人生を立てていかなくてはならないのです。ー

ー教育の場にあっては希望を持てとしきりに言われますが、希望を持つと同時に、人間の弱さ・悪の面の勉強もした方がいいとずっと思っています。ー

もう我が国は右肩上がりの成長は望めない。それこそ『下り坂をそろそろと降りる』のだ。「無限の可能性を秘めている」だの「大志を抱け」だの、能天気な言葉で子どもを勘違いさせてはいけないのではないか。

まず、我々大人が、現実を直視しなくてはならない。