読書8-6『「自分には価値がない」の心理学』18

先週の月曜日に発生した懸案事項がようやく幕を閉じた。かれこれ一週間悩んだ割には、あっけない幕切れだった。

否定的感情を意識したら「ストップ」と頭の中で、あるいは実際に声を出して、その感情が広がることを止める。そして口元を緩めて笑顔を作る。するとなんだか楽しい気分になってくる。~

悩みだすと、仕事中でも、仕事から離れても変わらない。その時のことを何度も反芻し、自問自答を繰り返す。だが、その間は形勢は変わらない。私は、せめて仕事を離れている時は考えないように努めた。

~私は憂鬱な気分を意識した時、笑顔を作ることで気持ちを変えるようにしている。さらに過去の楽しかった記憶や、自分の好きな心休まるイメージを思い浮かべる。自信が揺らぐような体験で傷ついたときには、成功体験を思い浮かべる。~

先日のグランパスの勝利の光景。私はこの記述を読んでいたから、あの場面を心に刻んだのだ。

~自信を失った時には、自信を取り戻すセルフトークをする。つらくても「快適、快適」と唱えよう。そうすると、なんだかそんな気持ちになってきて、口元が弛んでくる。そして「なんとかなるさ」「気楽に行こう」と繰り返す。そう、世の中はなんとかなるもの。ほどほどに真面目にやっていれば、人生は楽しくやっていけるもの。~

悩んだと言えば悩んだのだが、自分に責任の中心があることではない。悩みながらも、仕方がないか、という思いもあった。それほど積極的に解決しようという気持ちもなかった。時間が解決してくれるだろうと楽観視していたところもあった。セルフトークはしなかったけど、やっぱり、そんなに深刻にならなくてもいいのだ。(R5.7/3記)