読書『ごきげんな人は10年長生きできる 』(坪田 一男)

ごきげんな人は10年長生きできる ポジティブ心理学入門 (文春新書 851)  2012/7/20坪田 一男 (著)

ポジティブ心理学では幸福と健康の関係を科学的に検証しているそうだ。たしかに健康でなければ、幸福感も充たされないような気がする。

~幸せと最も大きな相関関係があったのは、「睡眠」と「上司」であることがわかっている。日常生活においては、十分な睡眠と毎日顔を合わせる上司の影響力は甚大だった。~

睡眠と上司。一見結びつかない2者が幸せに大きく関係するなんて。上司は選べないが睡眠はなんとか改善できそうだ。しかし長時間労働させられていては、睡眠も削らざるを得ない。しかもひどい上司だったら最悪だ。

~幸せになるためには積極的に幸せな人のそばにいたほうがいい。逆に自分の愛する人、周りの人を幸せにするには、まず自分が幸せでなければならないのだ。~

幸せは波及効果がある、伝染する、ということか。たしかに不幸な人のそばにいると、自分の運も下げられてしまうような気がする。幸せでなくてもいいとは思うな。幸せは追求するべしというのは確かだ。

~ポジティブかネガティブといった「気の持ちよう」が違うだけで、健康状態や寿命に大きな差が出る。「病は気から」というのはマユツバではなかったのである。~

思い出すのは、ストレス。病気の原因はストレスによるものが最も大きい。「気の持ちよう」だけで、ストレス解消ができればそれに越したことはない。ポジティブだろうと、ネガティブだろうと、ストレスはかかるのではないだろうか。(R4.5/12記)