読書『老いの整理学』Ⅲ

ストレスへの対応の仕方について書かれている。老人だけでなく、すべての人にとってストレスは問題だろう。

~ある人は病院帰りにぜいたくなものを食べることにしている。そうすると重苦しい気分も晴れて元気になるというストレス発散を考えたのはただ人ではない。ストレスは病気のもとであり、病気より恐ろしいことが分かる。~

最近、我が家は金曜日には料理をしない。外食である。それはストレス発散の意味もある。献立を決める、料理をする、後片付けをする。それは結構なストレスだ。

~ストレスを減らしすぎたストレスフリーの状態にとどまるのも、過多と同じくらいよくない。活動して新しいストレスを取り入れないと、体力、気力が低下するのである。つまりストレスは新陳代謝しているのが望ましい。~

そういえば小泉元首相も「ストレスをためないためには新しいストレスを入れる」というようなことを述べていた。一国の首相を務めていれば激務の上、プレッシャーや責任など、相当なものだろう。きっとストレスのコントロールも上手にできるに違いない。

~怒るときは怒る。それが老人を活性化する。怒ったらそれを素直にあらわす。へたに抑え込んでストレス性疾患を背負い込まないようにしたい。~

とりあえず私は、時間外勤務をしないことによって、自分のストレスを軽減している。