読書『アサーション入門』Ⅳ

 

「苛立ち」への対処に関する文章が続く。自分が失敗したのは、感情を抑えきれなかったからだ。著者はそんな私のために書いているかのようだ。前回と被るところもあるが、記しておきたい。

~感情は何らかの形であなた自身の状態を教えてくれる信号で、あなた自身に変化を促している可能性があります。そのような感情は必要に応じて表現することが大切でしょう。ただし、苛立ちを、そのまま表現してよいということはありません。相手が自分の思い通りに変わるべきだと苛立つのではなく、自分の苛立ちが発している信号の真意を相手に伝えることです。~

自分が絶対正しいと思っていた。自分のやり方に間違いはないと思っていた。だが、苛立った時点で、自分は変わるべきだったのだ。そうもわからず感情を爆発させていた。

~「思い通りにならないと苛立つのは当然」ではなく、自分が起こしている感情は自分の変化の必要性を示している信号なのです。変化のためには相手の協力が必要な場合もあり、そのときは苛立って相手を変えようとするのではなく、「お願い」として表現することです。変化とは、自分を正直に表現し、理解を深め、提案し合い、新たな方向を探ることで訪れるものです。~

苛立った時、自分から変わらなくてはいけない。そのためには相手に協力してもらうこともある。変わった方向の一つが「お願い」ということだ。「変化とは~」の一文は、自分にはよくわからない。