読書『アサーション入門』Ⅴ

人間関係に関する部分も必読だと思う。

~「誰からも好かれ、愛されなければならない」だろうか?「誰からも常に愛されなければならない」と思っているとぎこちなくなります。現実は「誰からも好かれることは無理だし、また、みんなに好かれなければならないこともない」のです。~

意外かもしれないが、私は以前まで「みんなから好かれたい」と思っていた。というより「誰にも嫌われたくない」という意識が強かった。みんなが自分のことをどう思っているのか、結構気にしていた。

そんなこと、思わなくていいんだ、と本書を読んで、やっと気づくことができた。

~すべての人を喜ばせることは不可能です。自分の好きな人、大切な人に好きになってもらえばそれでいいのではないでしょうか。~

だから自分はまず、家族を大切にしたい。あとは本当に親しい一握りの人物だけを大切にすればいいと思っている。休職を機に、たくさんの人間関係を断ち切ったのも、本書の影響だ。

アサーションとは誰からも好かれるための方法ではなく、自分を知り、かつ自分を最大限に発揮するための方法です。自分をまず自分がほめ、好きになり、その自分を好きになってくれる人に出会うことが大切だと考えることがアサーティブな考え方の基本なのです。~

教室でも、子どもに「みんななかよく」といってしまいがちだ。そりゃ、いじめはよくないけど、「みんななかよく」というのは無理な話だ。