読書8-7『ルポ 過労社会』Ⅷ

働く満足度とは何だろうか。

~過重労働を減らすなど職場環境を変えることで、働く満足度が上がり、休職者の減少や生産性向上につながる。~

教員の場合は生産性度外視で仕事にまい進している。満足度は、自分の仕事によって子どもが成長し、保護者などからより多くの信頼を得られること。過重労働が減ることが満足度とは直接に結びつかない。

相手目線で満足度を図っているのだ。逆に言えば子どもが成長しなければ、保護者からの信頼を得られなければ、過重労働も無に、空虚になってしまう。

私はどうだろう。もう相手目線を止めたのだ。勤務時間内にできるかぎりのことをする。自分目線、そのように視点を転換したのだ。

~2014年6月、メンタルヘルス対策の充実を目的に、企業にストレスチェックを義務付ける労働安全衛生法が改正された。~

休職する前も、私はストレスチェックをしていたのだろうが、私は病気休職になったので、この方法は役に立っていないのでは、と思う。アリバイ作りの一つではないだろうか。

~どんなに試合が荒れようが、要は勝つため「ルールなんか守っていたら点が取れないでしょう」と言わんばかりに。勝利至上主義のアベジャパンは高度経済成長という過去の栄光が忘れられず「成果」「成果」と国民を追い立てる。ラフプレーが横行する試合を正当化するかのようなルール撤廃で試合は成り立つのだろうか。~

『下り坂をそろそろ降りる』と言った人がいた。『年収300万円で』と言った人もいた。だが、みんなそれを割り切れないでいる。為政者がそれを言い出したら支持をされないのだろう。かくしてこのような主義が横行し、ブラック風土が蔓延する。(R5.7/24記)