読書9‐13『現代語訳 学問のすすめ』Ⅸ

人望は言葉と、見た目と、友人作りから

GWの前半が終わり、中日の三日間が始まる。巷では十連休と騒いでいるが、学校に通う子どもや教員には縁遠い話である。自分のモチベーションも上げるのも大変である。無難に一日を終えるだけでやれやれという気持ちだ。

孔子は「立派な人間は他人が自分のことを評価してくれないと嘆くのではなく、自分がすぐれた他人を評価しそこなっているのではないか、ということを気にかけなければならない」と言った。~

「~してくれないと嘆く」とは「~してもらいたい」の裏返しである。袂を分かつことになった年上の彼は、私に「どうして~してくれなかったの」と迫った。私はその人の依存心の強さに半ば呆れる気持ちだった。自分の力で打開しよう、自分の力で切り開こうと思わず、人任せな姿勢を残念に思った。年を重ねるほど、誰かを頼ったりしてはいけないと思う。

~第一に言葉について勉強しなければならない。第二に表情、見た目を快くして、一見してただちに人に嫌な感じを与えないようにすることが必要である。第三に、ただ旧友との付き合いを忘れないだけでなく、さらに新しい友人を求めなくてはならない。~

「新しい友人を求める」なんて全くできそうにない。自分にとって「友人」なんて大げさだけど、自分の周りにいる以前から知っている人、新しく出会った人、そういう人たちに誠意をもって接していくことにしよう。

~今の時代に最も必要なのは大きな目標を目指して動くことで、自分自身も充実するという連環ではないでしょうか。~

仕事での大きな目標がどうしても思い当たらない。一生懸命働いているが、その原動力は責任感であり、大志ではない。

人望は言葉と見た目と付き合いと自分ができることの探究(R6.4/30記)