読書『 自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』Ⅳ

ムリが溜まらないようにするにはどうしたらいいのか。

疲労は「もともと知覚できないもの」という前提で対処を考えるのも一つ。放射能対策と同じようなもの。手っ取りやすい方法が「時間」で管理する方法だ。だからこそ労働基準法で労働者の時間が管理されている。~

疲労を溜めないように、我々は法律で守られている。労働者の時間が管理されているのだが、労働者を管理する立場の管理職は、勤務時間を過ぎて働いている職員に何も言わない。おかしなことだ。

~「ムリをすることが好き」という根本的な性格を何とかしなければならない。「頑張らない自分」を認めること。つまり価値観の修正だ。~

私は休職から復帰するときに、「2度と時間外労働はしない」と心に決めた。「時間外労働をするのなら辞める」と。まさに価値観の転換である。

~なりたい自分を10とし、現在の自分を0としたら、具体的行動を7から3の間にイメージするのが7~3バランス目標設定法だ。7~3バランス設定法では80点、90点を出してはいけないのだ。この範囲なら無意識も意識も妥協する。ムリをせずに生活に取り込めるようになる。~

80点以上を取ってはいけない、というのはいいね。30点だっていいのですね。