読書9‐14『「がんばらない」ススメ』Ⅱ

呼吸入れ右手左手合わすこと 自分と世間がともに歩まん

給食がなく、弁当持ち。ちょっとした行事もあり、イレギュラーで個別対応を迫られた一日であった。ストレスもたまったが、それでも「明日からはまた連休だ」という気持ちに支えられ、一日を乗り切ることができた。

~左の手は自分自身、右の手は相手や世間を意味します。左手と右手を合わせるということは自分と相手もしくは世間とともに歩もうという決心を意味します。一呼吸入れてから手を合わせてみましょう。不思議なことに心が落ち着いてくるのです。これが祈りのしくみ、正体なのです。~

私は週に一度、隣市の禅寺に行き、座禅をしている。もう5年以上になる。手を合わせることも多い。左手は自分、右手は他人。一人では生きていけないということだ。手を合わせる意味は、10人の宗教者に聞けば、10通りの回答が返ってくる気がする。だが、この意味は割とすんなり納得ができる。

~あなたは怒っている人を美しいと思いますか。怒りはあなたからすべてを奪ってしまいます。そんなもったいないことはぜひともなさらずに。~

子どもを前に、感情的に処理してしまえたらどんなにかいいだろうと思うときが多々ある。そもそもそういう役回りなのだ。だが、感情的になったらだめだということをこれまでのブログで学んでいる。感情的になることで、失ってしまったものがあるのだ。

~あなたは自分の心の状態にいつも気を配り、音が乱れないように心を整える必要があります。仏教では「調心」と呼び、「調身」(姿勢を正すこと)「調息」(呼吸を整えること)と並び、座禅の三大要素としています。~

ある程度感情をコントロールできるようになったのも、毎週の座禅の成果なのかもしれない。姿勢や呼吸も大切なのだ。(R6.5/2記)