読書『ストレスのはなし』(福間詳)

ストレスのはなし - メカニズムと対処法 (中公新書)  – 2017/4/19 福間詳 (著)

本書は2019年9月3日から6日まで9ページにわたり視写している。「ストレスの正体は何か。ストレスに対する脳の反応が障害に至る過程はどのようなものか」を元自衛隊精神科医官で精神科医の著者が解説している。

~よき仲間、円満な家庭、職務に対する自信と誇り、しっかりとした人生設計、心身の健康が「備え」とし識を持ち、自分が受けているストレスを理解し、適正な状態へのコントロール(対処)つまりホメオスタシスの回復を図る必要があります。~

自分にとっては「職務に対する自信と誇り」が一番の課題だな。自分は窓際族と言われても仕方がないからだ。自信も誇りもないけど、開き直りでもいいと思う。

~結果追求型の思考により不安感が生じるのです。プロセス追求型の思考では、自分がとるべき具体的な対応策としての行動というプロセスを検討しているわけです。結果のみに着目するのではなく「そうならないために、またこうするために自分は何をすべきか」を考察することです。~

悪い結果ばかり懸案しても不安は増すばかりなのだ。「そうならないために」という思考は大切だ。

ゲーテは「人間とは闘う存在である」という言葉を残しています。ストレス社会で生きる私たちは常に闘っているのです。~

現在はストレス社会というが、きっとゲーテの時代でも、やはり大なり小なりストレスはあったのだろう思う。闘うというと勝ち負けを意識してしまうのだが、そうでもないのではないかな。(R5.7/24記)