読書8-6『「自分には価値がない」の心理学』17

ムシムシ、グズグズ、梅雨本番の一日。今日で6月も終わり、一年の半分が過ぎたということだ。

~仕事量の80%は全体の時間の20%で達成されている。逆に言えば残りの時間の80%を費やしても20%の量の仕事しか達成できないということである。20%の時間で80%は完成しているのだ。そう考えるとぐずぐずと時間を延ばさず、すっぱりと割り切れる気分になれる。~

できるだけ仕事に時間を費やしたくない自分にとっては追い風のような文章ではある。しかし、教員の仕事というのは実は「果てしない」のだ。授業のための教材研究など、やりだしたらキリがないし、学級経営だって、日記指導、学級通信など担任の創意工夫で仕事量はどんどん増えていく。教員は管理職から命じられなくても、子どもや保護者からの信頼を集めるために、他の教員との競い合いに勝つために、自己の誇りやプライドを満足させるために、自分の時間を惜しみなく削っていく。

~別に早くなくていい。締め切りまでに完成すれば、たくさんの仕事をこなす必要はない。ほどほどのがんばりでできる範囲でいい。完璧を求めない。一応出来上がればいい。こうした割り切る姿勢を身につけたい。~

もちろん、私はじゅうぶん上記のような意識で仕事に向き合っている。がんばらねばならないと思っているし、常に完璧を求めている。だが勤務時間を守ることの方が優先順位が高いというだけだ。(R5.6/30記)