読書9‐14『「がんばらない」ススメ』Ⅶ

勝ち負けも所詮意味なし無情の世手ぶらで生まれ手ぶらで還る

子どもが5時間授業で帰ったので、一人畑を耕し、うねを作る。3列ほど作ったが、曲がってなんとも不格好。気に喰わずもう一度耕運機で耕す。1時間ほどの作業だが、物事が上手くいかないことを学ぶ。

~「世の中には完全にハッピーな出来事はない」完全にうまい話などこの世には存在しないのです。世の中のあらゆる出来事にはいいことと悪いことが半分ずつ含まれているのです。~

今日も思い通りにいかないシーンが結構あった。思い通りにいくシーンもあった。半々なのはわかるけど、どうしてもうまくいかないシーンだけにこだわってしまう。うまくいってあたりまえ、みたいな感覚になっているのだ。

~何食わぬ顔をしているのが一番です。この「何食わぬ顔」というのは厚かましく感じるかもしれませんが実は「仏の顔」なのです。過去にとらわれず今を軽快に生きる人の表情です。「何喰わぬ顔」をしてさっそうと自分の人生を演じてください。~

調べたら「自分のしたことや思っていることが人に知られては困る時、注意をそらすために平然と振舞うさま」とあった。感情を簡単に表に出さない、物事に動じないことを言っているのだろう。一喜一憂していてもいけないのだ。

~こんな無情な世界で一瞬の他人との勝ち負けなどに一喜一憂しても大した意味はないのです。結局、基本は手ぶらです。いま、とても大事にしているものもいつかはなくなります。それに執着し、失うことを怯えていてはいつまでも心の平安はやってきません。~

そういえば先月、修理に出したマイカーはどうなっただろう。買い替えたばかりなのに動かなくなりGWも代車を使わざるを得なかった。マイカーが帰ってこないことに執着していては、心の平安はやってこない。それはわかるのだが。(R6.5/9記)