読書『潰れない生き方』(高橋 克徳)

潰れない生き方 (ベスト新書)  – 2009/9/9 高橋 克徳  (著)

潰れてしまう生き方ってどんなどろう。失敗や挫折から立ち直れずに、病んでしまったり、自らの命を絶してしまうようなことだろうか。となると、私も潰れたことがある。

~自分が潰れない人になるために、周囲の人から必要とされているという実感を持てるようになるために、まずは自分と向き合わなければならない。~

私はくじけそうになるとき、「それでも自分は役に立っている」と言い聞かせる。なぜなら、職場に私がいなかったら、同僚がその分カバーしなくてはならないから。同僚の負担を増やさないためにも私は役立っている。とりあえずそれだけの価値は自分にある。

~「自分はこれを実現するために働いているんだ」という信念がある人は、追い込まれても強い。優先すべきことが見えており、ブレないからです。~

私の弱さは信念がないところだ。私は「授業が上手くなりたい」「いいクラスを作りたい」その一心でがむしゃらに働いてきた。だがそれは信念ではなく、欲望だったのだ。それが叶えられずに挫折した。そして休職した。欲望を手放し、今は復帰している。

~本物の信念を持っている人の根底には決まって「怒り」があります。世の中の不条理や矛盾に対する「義憤」といった方がよいかもしれません。~

信念と欲望の違い、それは「他者のためか、自分のためか」「利他的か、利己的か」なのだろう。私は、「子どものために、それを支える保護者、地域のために、働こう、役立とう」という意識が薄いのだ。自分の意識が「同僚」くらいまでしか及んでいないのだ。

~信念や志は障害を乗り越えて実現するものだから、そもそも障害はあって当たり前。このように信念があれば、障害を跳ね返す力が付き、潰れすに生きていかれる。~

自分の信念とは? 乗り越えるべき障害とは? 自分と向き合わねば、それを見出すことはできない。(R3.10/29記)