読書『 釈迦とイエス 真理は一つ』Ⅵ

先日、職場の仲間と食事をした。そうすると少し居心地がよくなっている自分がいた。もう少し働いてもいいかなと思っている自分がいた。おそらく職場の飲み会や忘年会などは、同僚との親睦を深めるためにあり、それはそれでいいのだが、そんなイベントが長時間労働を誘発させているのではないかと思った。

~これからの時代を生き抜くためには、会社や業界といったものに頼らない個人としての生き方も考えなければなりません。会社や業界というものは収入を得る場ではあっても、一生を過ごす、人間の生存を支えるコミュニティではありません。~

親睦を深めるのはいいのだが、そこに頼らない。そこで生存をしてはいけない。

~家族を大切にする。子どもをしっかりと育てる。厳しくしつけるだけでなく、喜びや楽しみをともにし、時には辛いことについて親子で考えたり、悩みを共有したりする。そういう家族の絆というものは人間にとっての生きる基礎のようなものです。できればそういう絆を親族や、友人や、近所の人にまで広げていけばそれが人生の支えになります。自分の趣味を持ち、趣味を通じた仲間を持つことも、老後の人生の支えとなるでしょう。~

何より大切なのは、家族の絆だということだ。

~家族に囲まれ、仕事を離れた友人たちと交遊していれば、ありあまるほどのお金がなくても、生きていてよかったと、しみじみ感じることができるはずです。質素に生きるというのは、適度に愉しみ、過度の欲望に惑わされない。中ぐらいのふつうの生き方。それが中道である。~

私は家族の世話に追われ、仕事に追われてきたために、友人と言える友人は数えるほどしかいない。まあ、贅沢は言わぬ。質素に生きていけばいいのだ。