映画『ひらいて (2021)』

ひらいて (2021) 監督 首藤凜

今日は1日。サービスデーである。映画マニアなら大手を振って映画を観ていい日なのだ。私はストレスの高い職場に一秒たりとも居たくない。割り振り簿を校長の机に置いて、逃げるように職場を去った。家に帰ってジョギングし、カレーを作り、自転車で市内の劇場へ向かう。

本作品は割と評価が高く気になっていた。というより、主演女優が気になる子なのだ。山田杏奈。スイフトのCMでお馴染みだが、「車なんてなんでもいい」という男を眼光鋭くにらみつける彼女がどうしても気になっていたのだ。

途中までは、とても面白かった。ただの学園モノなのに、自分の若い頃を思い出しながら、次の展開がどうなるのか、とても期待が膨らんだ。ところが、ところが、ああ、そういう展開なのね。だからPG12なのね。まあ、そういうのって最近よく映画のテーマにもなるけど、自分としてはそっちの方向は予想外だったな。

だから、途中からはヒロインに共感できなくなってストーリーにもついていけなくなったのです。綿矢りさといえば、『私をくいとめて』はなかなか面白かったのに。この映画も期待したんだけど、評価ほどではなかったですね。ドンマイです。(R3.11/1記)