映画『ゾッキ』

ゾッキ (2020)監督 竹中直人 山田孝之 齊藤工

市内の映画館で観賞。先行上映で鑑賞できたのは、この映画のロケ地が地元だからだと思う。

滑り出しは上々であり、壮大な物語を想像してしまったのだが、映画自体はまったく大したことはない。間違ってももう一度観たいとは思わない。ストーリーに一貫性がないと感じたのだが、この映画の成り立ちからして仕方がないことだ。

だが、私はこういう映画を否定しない。この映画のロケ地はまさに地元である。ちょくちょく訪れる観光地であり、とても親近感を持って観ることができた。そう、これは地域おこし、町おこしなのだ。自分たちの街が映画になる、自分たちの街にあの俳優が来る、あの俳優が出る。それだけでも嬉しいのではないだろうか。

あの町が、あらためて美しい町だと感じることができた。映画はそういう見方もできるのだ。