自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術 (朝日新書) – 2013/2/13下園壮太 (著)

米国で、戦争からの帰還兵がメンタルをやられ生活に支障をきたすというのはよく聞く話だ。自衛隊だってそうなのだろう。どんなに強靭な体に鍛えても、メンタルというのはまた違う次元なのだろう。

~それほど無理をする必要がないように思える状態でも、人間は自分を追い込む癖があるようだ。実は多くの現代人が抱える日々の虚しさやイライラは、「ムリ」が原因であることが多い。~

今、職場は繁忙期だ。なぜなら学期末、通知表の作成があるからだ。日々の業務でさえ、時間内で終えられないのに、同時進行で通知表作成業務を進めねばならない。「できない」とも言いたくない。だから、やりくりをして作成業務と格闘している。

~生きがいの裏に潜むエネルギー問題が見えてしまう。エネルギーの使い過ぎ、つまり無理な状態を続けたことで気力が低下し、生きがい問題として表れているケースが非常に多いのだ。~

「この仕事は自分の生きがいだから」という思いが、エネルギーを過剰に使わせてしまうのだろうな。「やりがいのある仕事」という言い方もする。「生きがい」「やりがい」なんて考えたことはない。ただ全力で精一杯やるだけだ。