読書『 おかげさまで生きる 』Ⅱ

気になった記述をピックアップしよう。

~「無理する」ということこそ、私たちを苦しめている大きな要因です。無理という言葉の意味は「道理に反すること」、つまり筋道が通らないということです。無理せず、等身大で生活すればいいだけなのに、周囲の評価や人の目を気にするあまり、自分がやるべきことを全うできず、最後はストレスまみれになって苦しむのです。~

いつのまにか周囲の評価を気にしてしまう。そこから抜けきれない。なかなか等身大の自分でいようとできない。

~良いも悪いもすぐに手放すことで自分をクリーンアップ(浄化)できると同時に、偏った感情に浸る癖がつかなくなります。常にニュートラル(中立)な状態でいられますから、いつどんなことが起きても冷静に対処できるようになります。~

すぐに手放す、と聞いて吉本隆明の「老いるほど、幸せも不幸せも短いスパンで考えろ」という言葉を思い出した。良い=幸せ、悪い=不幸せ。良いことばかりではないし、悪いことが続くわけでもないのだ。

それにつながる言葉があった。

~悪いことが続くと誰しも「どうして自分ばっかり」と落ち込みます。外にも原因があるにせよ、自分自身が主たる原因であることも多いものです。もし悪いことが起きたら、それを学びのチャンスと考え、悪い事象をいつまでも「悪い」と意識しないようにしたいものです。どうしてもそれが難しければ、なるべく早く忘れることです。~

自分は、なかなか「学びのチャンス」なんて考えられる余裕などないな。なるべく早く忘れるしかないな。