読書『 おかげさまで生きる 』Ⅳ

誇り、自尊心という言葉が目に留まる。

誇りとは、誇ること。名誉に感じること。自尊心とは、自分の人格を大切にする気持ち。また、自分の思想や言動などに自信をもち、他からの干渉を排除する態度。プライド。

~誇りというのは持つとか持たないという類のものではないからです。誇りとは自尊心と意味づけられます。自尊心はこの世に生かされている感謝の気持ちの裏返しですから、そもそも私たち全員が持っているものです。~

自尊心はこの世に生かされている感謝の気持ちの裏返し、か。自尊心がないということは、生かされている感謝の気持ちがない、ということか。

~自分がこの世に存在することを両親に感謝し、周囲に感謝し、お天道様に感謝する、その気持ちの裏返しとして持つもの、それが自尊心である誇りです。生かされているのだという感謝の気持ちが薄れると、人は誇りを驕りに変えてしまい、周囲の信頼を失うことになります。~

自分は両親、周囲、お天道様のおかげで生きられている。自分を否定するということは、両親や周囲、お天道様まで否定するということだ。そりゃあ感謝の気持ちがないと思われても仕方ないか。

~嫌なことや悪いことがあると、一時的に誇りを失ったような気持ちになり、落ち込みます。でも誇りを失うということはありません。失ったような気になるだけです。自分は誰にも置き換えられない存在です。誰もが数えきれないほどの奇跡の連続の末にこの世に誕生したからです。~

嫌なこと悪いことがあって自分はすべてを否定されたような気になってしまった。確かにその時は、何でも自分の努力で、自分だけの力でなんとかなると思っていた。「おかげさま」では生きていなかったな。