読書『 おかげさまで生きる 』Ⅲ

心に留まる言葉をあげていこう。

~人生はギブアンドテイクではありません。ギブアンドギブです。見返りを期待せずに惜しみなく与えるといつしか全く別のところから自分のもとへギフトが届きます。ギフトを期待して与えるわけではありません。与えたら忘れてしまえばいいのです。~

読書、映画、ジョギング、サッカー観戦。自分は限られた時間を有効に活用しようと思っている。あ、そこにギブの時間はないんだ、自分にはギブという概念がないんだと発見した。組合はやっているけど「惜しみなく」活動するというほどでもない。そんな自分にはやはりギフトはないんだろうな。

「しがらみ」という言葉が続く。

~しがらみを手放してみてください。一つだけで結構ですので、あなたが持つしがらみ、つまり譲れないと思っている考えを手放してください。実はどうでもいいことと考えて、あなた自身を思い切って解放しましょう。人生で起きる大半のことは些末なことです。こうでなければいけないという生き方マニュアルはありません。~

しがらみとは違うかもしれないが、仕事を続けていると「~であるべき」という考えで凝り固まってしまう。「話はよい姿勢で聞くべき」「返事やあいさつは大きな声でするべき」そしていつしか子どもへ小言ばかりが多くなっているのだ。

~しがらみが強いと、知らず知らずのうちに周囲とのつながり感が薄れます。皆、違う価値観で生きているという基本的なことを忘れてしまうからです。その結果、他人との軋轢が生じ、自分で自分を縛り、孤独感や分離感が生まれます。~

自分は価値観まで教え込もうとしているのかな。突き詰めれば、私が教えられるのは教科についてのみだ。私は「理想の子ども像」を高価値とし、それを押しつけているのだろうか。それを手放すことで、子どもとのつながり感を濃くしていくべきなのか。難しい問題だが、子どもが求めているのは私の価値観ではなく、つながり感であることは間違いない。