読書『 負けてたまるか! 若者のための仕事論』Ⅶ

ありのまま、あるがまま、ということが大切なのだ。

~人は自分の心の鏡である。それは顔つき、とくに目に感情が表れて、相手はそれを敏感に察知するからです。生き方そのものも表れてきます。これはもうごまかしようがないのです。だからこそ素の自分を磨き、ありのままで勝負するしかないのだと私は思っています。~

私は心身を壊してから、教師としての技術を身につけようとすることを放棄した。人間としての自分で勝負するのだ、と決めた。ありのままで勝負する、という感覚に近い。教師としての技術を高めてもだめだ。人間を磨かなければだめだと痛感したのだ。

~見栄を張っていい格好をしようとすると、いずれ化けの皮が剥がれます。またそうやって無理をしていると自分自身が苦しくなります。それよりもあるがままの自分で生きていく。等身大の自分で生きていくことは本当に清々しく、また気楽なものです。自分を大きく美しく見せようとするのではなく、あるがままの自分、等身大の自分を少しずつ大きくしていこうと思って日々を過ごしてほしい。~

今、見栄を張っているつもりはない。だが無理をしていないかと言われると、そうとも言い切れない。気負ってしまったり、追いかけてしまったり。「無理するな、無理するな」と言い聞かせている。あるがままであろうとすることもなかなか難しい。