読書『自分らしいキャリアのつくり方』Ⅲ

スローキャリアといっても、現実は、毎日毎日仕事に追われるばかりである。

~いわれたことを漫然とこなすのではなく、どうすればもっと楽しく働けるかを考え工夫することで、主体性を自分に取り戻すのである。~

いわれたことをこなすだけで精一杯というのが本音のところだ。「汲々として」働いているのだ。もっと楽しく、という余裕がないのだ。

~人の成長にかかわることで自分自身も成長できる。自分の子どもに限らず、次世代の人たちの育成に関わっていくことは自分自身でも気づかなかった学習効果が大きく、自分が教えているというより、自分が学習していることの方が大きい。~

次世代の育成が私の仕事である。だがもしや私は「育成」とか「成長」という視点が少々かけているのではないだろうか。自分が教えた、自分が指導した、自分が働いた、という「自分」しか見えてないのだろうか。そうではない、(こんな教師の指導の下でも)日々、子どもは成長しているはずである。もっと子どもの成長に目をやってもいいのではないだろうか。

できるようになった子、がんばった子、そんな子どものがんばりや成長を見つける。それは「楽しく働く」ことに結び付かないだろうか。そこを切り口に考え工夫する余地があるのではないだろうか。