読書『自分らしいキャリアのつくり方』Ⅳ

~ライフテーマがあってそれを継続的にフォローしていると、キャリアの後半でそこに帰結することが往々にして起こる。だから現在の仕事とは関係のないことであっても、自分がずっと興味を持っていることは、細々とでもいいからやめずに勉強や情報収集を続けた方がいい。~

自分のライフテーマなんて考えたことはない。ただ私は多趣味な方だと思うけど、もう長いこと、個人やバンドで弾き語りや演奏を披露している。(最近は手品も始めた。)なんとなく、人を楽しませることが好きなのだろうと思う。それが、今年、音楽の授業で活かすことができた。それも「帰結」なのかな。

~結婚生活で大事なのは性格が一致することではなく、自分と相手の動機を理解するための努力を、お互いが主体的にすることなのである。キャリアも結婚と同じだと言っていいだろう。自分にはどんな仕事が向いているかよりも、就いた仕事で自分の動機を生かす働き方ができればいい。自分の動機を生かしたやり方ができれば、誰もがやりがいを感じながら成果を上げることができると言えよう。~

これも、「自分が」という視点だけではダメなのだ。子どもとの相性がどうこうではなくて子どもの動機をどれだけ理解しようとしたかなのだ。「置かれた場所で咲きなさい」的なイメージだな。

 

本書では「動機」という言葉がよく使われている。動機は「人が意志を決めたり、行動を起こしたりする直接の原因」

~動機にないことでも3~6か月間頑張って続けることができたなら、ある程度は耐性がついて、そこから先は比較的にラクに行うことができるようになる。~

なぜ「とりあえず3カ月がんばってみよう」という気持ちになれなかったのだろう。自分が耐性をつけるのではなく、子どもたちに自分への耐性をつけさせようとしていたのだ。

~天職とは何か。自分の強い動機が能力として発揮でき、なおかつやっていることに意味ややりがいを感じられる仕事のことである。~

教えたい、指導したい、という強い動機は、ないな。