読書『 釈迦とイエス 真理は一つ』Ⅴ

贅沢しなくても、質素に生きればいいのだ。

~平和であるならば横ばいでもいいのではないか。政治家も庶民も、贅沢をしないように、ほどほどの生活をして、何とか平和を維持することを最優先に考えるべきではないか。~

現代は消費社会。それに乗せられて贅沢を追求していてはいけないのかもしれない。

~今の日本に充満している経済的な内戦状態、企業間の過剰な競争、同じ一つの職場に導入される競争原理は歯止めをかけるべきです。そうでないと生きることが楽しくなくなってしまいますし、競争しなくても人間はもっと楽に生きていけるはずです。~

学校現場はどうだろうか。学力低下は心配ではあるが、競争させてどうなる、という思いもある。クラスの人間を競争させても極端な話、半分は勝ち、半分は負けるのである。自分自身の人生を豊かにするための、教養としての学力は必要だろうが、子どもを追い込むことについては疑問を感じる。

行事に目を転じてみよう。「もっともっと」と尻を叩く。出来栄えなどそうそう十分でなくても、子どもが楽しむことが大切なのではないかと感じることもある。

もっともっと競争させるべきなのだろうか。