読書『人間関係のしきたり』Ⅵ

最近、自分が何とかしたいと思っていることが「笑い」である。「笑いは不真面目だ」とどうしても思ってしまうのだ。

~笑いの本質は批判精神、抵抗精神である。絶対的権威に一矢でも報いようとする精神が、西洋のユーモアセンスを磨いたのだ。日常生活のなかから、あるいは自己の存在そのものに「笑える要素」を見つける努力をしてはどうか。~

西洋のユーモアセンスは批判、抵抗。では東洋はどうだろうか。それが何にせよ、ユーモアセンスを磨く努力、笑える要素を見つける努力は決定的に足りない。

~人生の問題には正解があるとは限らない。また、あっても一つではない。葛藤は子どもを鍛える。子どもは悩み苦しむだろうが、せっかくの成長機会を簡単にうばってしまってはいけない。~

先日、我が子からある問題について相談を受けた。気をもんでしまったが、簡単に親が出ることもできない。しばらくして、我が子なりの解決方法を見つけたようだ。もしかしたら成長の機会だったのかもしれない。

それはきっと自分もそうなのだろう。自分にも人生の問題はいくつかある。悩み苦しむこともある。それを自分は回避することばかり考えていて、成長機会としようとしないのだ。もっと前向きになるべきなのだ。(R3.7.29記)