読書『うつになりやすい人』(加藤諦三)Ⅲ

では、うつになりやすい人は、どうすればよいのか。

ー地道な自己実現の努力をすること、好きなことを見つけることである。また逆に「これはイヤだ」ということを自分がはっきりと意識すればよい。うつ病になりやすい人は、なんでもない日常生活の中で好き嫌いをハッキリさせる練習をすることである。-

ー「水を飲みて笑う人あり、錦を着て憂える人あり。」というのがある。人に見せる生き方はダメ。錦を着る人は他人に自分の人生を見せている。水を飲みて笑う人は自分が好きなことを知っている。原点にあるのは好きの感情。ー

自分は、何が好きなのか。そして何が嫌いなのか。自分は勝ち負けとか、損得しか考えていないような気がする。もっと「好き」を大事にしていいんだ。

ー私も若いころにストレスが強くなることがあったが、いつも苦しくなると「ただ息をしていればいい」「ムダな時間を過ごしていい」などと自分に言い聞かせるようにしていた。要するに「生きてさえいればいい」と自分に言い聞かせていたのである。-

私は、「もっとできる」「まだまだできる」と言い聞かせていた。

この本について、もう1回、続けたい。