読書『うつになりやすい人』(加藤諦三)Ⅳ

ーなんだかわからないけどダラダラと過ぎていく時間がある。この分類できないダラダラとわけもなく過ぎていく時間が案外大切なのである。ムダのない一日が効率的なように思っているが、それが落とし穴になっている。ー

私は、何かをしていないと気が済まなかった。どこにいてもリラックスしていなかった。それをヨメからもよく叱られた。

ー執着性格の人にはやすらぐ能力がない。やすらぎの前には全力投球がなければならない。「あの人を追い越す」ではダメ。やすらぎの条件、それは人と競わないこと。見返そうとしてはダメ。他人と張り合うにはやすらぎがない。ー

仕事ばかりしていた時、いつも「あの人のようになりたい」と思っていた。「いつか見返してやる」というのも思っていた。もう、今、そんな気持ちはない。なれない、ということがわかったから。そして8時間しか働かない。でも、その8時間は全力投球する。そうすることにしている。

うつ病になりやすい人は心が休ませてくれと言っている。だからリラックスしていればよい。堂々と休んでいい。ボーッとしていればいい。今、あなたは次に進む準備をしている。ー