映画『DOGMAN ドッグマン』

主人公の境遇から、勇気をもらえる

DOGMAN ドッグマン 2024年3月8日公開-114分-ドラマ/サスペンス/アクション 監督 リュック・ベッソン 制作国 フランス

次女と孫とでカフェモーニングをした後、神社の市に行き果物や野菜を買い込む。その足でスーパーに行き、今晩のカレーの材料を調達。公民館でマジックの会計監査をしてもらい、今度はジョギングで市内のシネマへ。

リュック・ベッソン作品はいくつも観ているが、今作もなかなかの出来だと思う。犬小屋で育った男の物語なんてよく思いつくなあ。というより実話からヒントを得たのか。まさに事実は小説より奇なりだ。弁護士との対話からストーリーが進むが、男の人生の物語が本当に興味深く心をがっちりつかまれる。主演は、『スリービルボード』などのくせ者俳優だが、今作も熱演。ラストシーン、弁護士の家の番犬を置かせるのは主人公が犬のように「鼻が利く」ということだろう。

感動するシーンは皆無だが、逆に勇気づけられる映画だ。雨の中、「歩いてたまるか」とジョギングで帰った。(R6.3/24記)