読書『ピンで生きなさい』Ⅷ

無財の七施」ならいつでもどこでもできる

今年度もあと2週間。受け持った子どもたちと過ごす日々も10日を切った。複数学年のクラスなので、卒業生を気にしながら他の学年にも目を配らねばならない。割とハードな境遇だ。これを乗り越えられるのは私しかいないかもしれない。

~「無財の七施」もしも自分の心が自己中心的な気持ちやムラ社会中心の考え方に支配されていると感じたら試してみよう。

慈愛に満ちた目、思いやりをこめた目で見つめる

穏やかな微笑みを浮かべ、明るく楽しそうな顔で接する

元気に挨拶をして、優しく温かい言葉で話しかける

誰に対しても礼儀正しく、心をこめてお手伝いする

ひとつひとつの言葉や行動に愛情と思いやりの心をこめる

自分の席、地位、役職などを自ら人に譲る

自分の家や故郷に客人を迎え入れてくつろいでいただく~

「むざいのしちせ」と読む。調べてみたら「地位や財産がなくてもできる、お金がかからず、いつでもどこでも誰にでもできる布施業のこと」とあった。①あたたかい眼差し、②にこやかな表情、③優しい言葉、④精一杯の行い、⑤慈しみ深い心、⑥人にあたたかい席を、⑦気持ちよく迎える心がけ、と要約した言葉も見つかった。

一つ一つが大事なことだな。実践したら無財になるのではなく、無財でもできるというのがいい。私が一番他人と関われるのは職場だが、勤務終了になったらすぐに帰る私のような者が、いちばん実践しやすいはずだ。もっともっと意識していいのだ。(R6.3/11記)