読書9-4『人生の転機』Ⅶ

楽しもうと思って、楽しめるものなのだろうか

朝から雪が舞い、久しぶりに寒さが身に染みる一日だった。凍えるように帰宅して、室内に洗濯物を干す。コーヒーを飲みながらネットサーフィンすると、あっという間に時間が過ぎてしまう。分かっているのだが、止められない。

~社会に出たらいろいろな意見の対立があるだろう。その時、自分が一歩譲ってみてそれで収まるのならそれで良し。しかし自分の信念、心に関わることは命がけで反論し、戦え。言うならば柳の木のごとく、枝は左右に揺れてもよい。幹だけは微動だにするな。~

枝は揺れても幹は微動だにするな、という文に惹かれる。同僚と仕事をしていて、子どもへの対応にどうしても食い違うことがある。自分としてはそこは譲れないのだ。そういう部分はきっと誰にでもあるのだろうな。譲らなかった分は、他のところでカバーすればいいと思っている。

~「楽しんでいる人には誰も勝てない。だから仕事は楽しまなきゃ」~

「楽しまなきゃ」とは楽しまないといけないということ、楽しむことを強要されるということか。楽しい時って、無条件に楽しく感じるのではないか。楽しもうと思って楽しむのは、本当に楽しんでいるのだろうか。

~仕事ほど努力が結果に結びつき、達成感を感じられるものもないと思います。いつも新鮮な気持ちで仕事を楽しんでいれば、自ずと結果がついてくるのではないでしょうか~

仕事を楽しむことができたら、どんなにかいいだろう。仕事を楽しいと思ったことはない、でも、楽しくない、苦痛だというわけでもない。(R6.1/24記)