読書『流されて生きなさい』Ⅴ

趣味と思いきや、 仕事への向き合い方が書かれている。

私はここに来て仕事へのモチベーションが大きく低下している。今日も1時間年休をとって帰った。私は、「教師は子どもの前でこそ教師」と強く思う。子どもが帰ってしまうと、もう自分のやるべきことはないと思ってしまう。今日は会議や学年会が予定されていたが、年休を取ることを優先してしまったのだ。

~趣味とは、夢中になれるもの。日々の仕事に没頭している人はきっと自分の仕事を心から楽しんでいるのでしょう。苦しいこともあって当然です。でも彼らは苦しささえも楽しんでいるのです。~

苦しささえ楽しむとは。先日、「悩みは不幸、苦労は幸福」ということを学んだ。そのあたりから苦労を厭わなくなったと思うが、楽しむという境地はなかなか難しい。

~どうして苦しい仕事を楽しむことができるのか。それは今自分がやるべきことをしっかりと見据えているからだと思います。今やるべきことは仕事だ、それ以外のことに目を奪われている時間などない。今の自分がやるべきことだけに集中しているということ。~

筆者は、没頭すること、他に目を奪われず集中することが楽しむことにつながると考えているのだろう。

~好きなことは楽しみ、苦手なことや嫌いなことは少しだけ手を抜くことです。すべてを完ぺきにしなければと思うと、どうしてもストレスになってしまう。~

~今あなたがやるべきいちばんのことに没頭してみてください。「つまらないもの」など人生にはありません。あなたを取り巻くすべてを趣味にしてしまえばいいのではないでしょうか。~

すべてを趣味にしようとしてできるものでもない。わき目もふらず、やるべきことに集中して取り組むこと、没頭すること自体が、趣味に対する取り組みと同じ境地であるということだ。結果として、趣味と同じになるよということだ。