読書9-4『人生の転機』Ⅲ

挫折は乗り越えるものか、やり過ごすものか

仕事を終え、組合の会合に出かける。

~人は少なくとも3度挫折を経験する。君は今、その第1回目を経験している。時期は人によって違うが、3回の挫折は、できれば若いうちに経験した方がいい。若い方が回復力があるからね。逆境から逃げずにがんばれ。~

もう私は挫折を何度経験しただろうか。少なくとも5年前の休職は確実に挫折と言えるだろう。それ以外にも挫折を経験しているのだろうけど、実際のところ覚えていない。3度の挫折というのは、3度くらいしか覚えていられないということではないだろうか。若いうちに経験した方がいいと言っても、生きてる限り、いつ挫折するかは分からない。

~挫折や困難が途絶えることはありません。一つ乗り越えたと思ったらまた次がやってきます。しかし一つずつ乗り越えていくしかありません。そして挫折を乗り越えることで確実に人間は一回り成長していくのだと実感しています。~

今回の挫折、あの時の挫折…と思い起こしてみると、正直「成長した」とは思えない。それより「こんな酷い挫折を経験したのに、自分の本質は変わっていないのだ」ということに気づかされる。それは挫折を乗り越えたのではなくて、挫折から逃げたということかもしれない。(R6.1/18記)